- Jun 30, 2019
ラッキーな仕事
今日は6月30日・・・1年の半分が終わりました。この事実に思い至り、時間の流れのあまりの早さに愕然としました。 年を取るごとに、1年が過ぎるのが早く感じるのはなぜでしょう。 以前、年を取ると、毎日同じことの繰り返しで、ひとつひとつのことを無意識にするようになるので、時間の流れが早く感じるようになると聞いたことがありますが、本当でしょうか。 子どもは、毎日新しいことに出会い、新しい経験をして心を動かすので、時間がゆっくり流れるという理屈になりそうですが、そうかもしれません。子どもは、一日に何度も転び、何度もけんかして、何度も仲直りして、常に心が動いています。 「こんな虫見たことない」「この野菜、初めて食べた」「これどうやって使ったらいいの?」子どもの毎日は新しいものとの出会いの連続です。 小さな発見に目を輝かせている姿を見ると、子どもっていいなと思います。 そんな子どもの側にいるので、見過ごしてしまいそうな虫に気づいたり、鳥の鳴き声や蝶の登場に敏感になれるんでしょうね。 いくつになっても子どもの側にいられるこの仕事を選んで本当にラッキーでした。
- Jun 29, 2019
屋外園庭
りんごの花保育園には、狭いながらも屋外園庭があります。日当たりが抜群で、見晴らしも良く、子ども達が大好きな場所です。 屋外園庭には、滑り台と三輪車があるので、りんご組(3・4・5歳児)の子ども達は、一日に何回となく屋外園庭に出て遊びます。時には、鉄棒やマット、とび箱も出して、青空の下で身体を思いきり動かしています。 夏の間は、ここにプールを出してボディペインティングや氷遊び、色水遊びなど様々な水遊びをしました。今年も楽しみです。 今朝の登園の時、お母さんとの別れが寂しかった(とっても珍しいことです)5歳児のEくんと二人で屋上園庭に行きました。 「あれ~、ズッキーニ、枯れてるじゃない?」と言うと、「葉っぱが白くなってるから病気だよ。」と言うEくん。屋上園庭では、ズッキーニ・オクラ・なす・キュウリ・枝豆・ピーマンを栽培していて、日当たりがいいので勢いよく伸びていたのですが、あまりの日当たりの良さに水やりが追いつかなかったのか、なすとズッキーニの元気がありません。 Eくんと二人で水をやっているうちに、Eくんにいつもの元気が戻って来ました。「先生も、この
- Jun 28, 2019
泣くということ
子どもの笑い声、私も大好きです。「キャ・キャ・キャッ」誰かが笑っている声を聞くだけで幸せな気持ちになります。なんで笑っているのかわからないのに、勝手に想像して、一緒に笑ってしまうこともあります。特に面倒な書類づくりをしている時は、子どもの笑い声が、「がんばろう」という気持ちを呼び起こしてくれます。 反対に泣き声を聞くのは辛いです。なんで泣いているのかな?この時間だから眠たいんだろうな、お腹が空いているんだろうなと思ったり、保育室から聞こえてくると、りんご組(3・4・5歳児)だったら、友達とケンカしたんだろうな、思い通りにいかないことがあったんだなと思います。 あんまり長く泣き声が続くと、つい保育室を覗きに行ったりします。先生たちに理由を聞いて、「そうか~」と思ったり、もうそろそろ泣き止んでもいいんじゃないかなと思ったりします。 泣き声・・・きっと誰でも聞くのは嫌ですよね。でも、泣き声には大事な意味があります。子どもは、泣いて今の嫌な気持ちを伝えようとします。今の悲しい気持ちを分かってほしくて泣きます。「ちがう!」と怒って泣くこともあります。 泣き
- Jun 27, 2019
けが
雨上がり、長靴や裸足で恐る恐る水たまりが残る園庭に出てきた子ども達。梅雨の晴れ間を縫って少し外で遊ぶのかなと思っていたのですが、みるみるりんごの花保育園の小さな園庭は泥遊びの場に変わりました。 小さな子ども達も加わって、みんな泥だらけ。年長組や年中組の子ども達の泥パックが始まりました。園庭にダムを作って水を流し込んだり、泥プールに入ったり、みんな夢中になって遊んでいました。 たくさんの歓声が上がる中、「少しずつ着替えようか?」の声に、満足した子ども達はだんだん保育室へ。先生達の見事な連係プレーで、短い時間できれいに着替えて、すっきりした表情になっていました。 お洗濯が乾きにくいこの時期に申し訳なかったのですが、遊園地やショッピングモールに行くよりも心が動く楽しい経験ができたので、許して下さいね。 昨日、今日と遊具の棚で顔を打つ怪我が続きました。りんごの花保育園では、昨年開園して病院を受診したのは2回なのですが、保育室からいつもと違う泣き声が聞こえると、ドキドキします。小さな子ども達は些細なことが大きな怪我に繋がるので、注意しなくてはいけません。
- Jun 26, 2019
苦手なこと
6月は、理事会・評議員会・決算報告と前年度を締めくくる月です。会計士さんに委託しているので、決算書類などを作るわけではないのですが、これまでしたことがない苦手な分野の宿題をまとめて仕上げる気分になります。 社会福祉法人には厳しいコンプライアンスが求められていることをひしひしと感じます。すっかり疲弊して、6月が嫌いになりそうです。 そんな時、やっぱり力をくれるのは子ども達です。「園長先生、おはようございます」と朝から元気な声で挨拶をしてくれると、気持ちがしゃんとします。小さな虫を発見しては、大騒ぎして取り合いになっている姿を見ると、思わず笑ってしまいます。 誰かが始めた遊びが徐々に広がって、みんなが真剣な顔をして色水遊びや水遊びに夢中になっているのもいいです。 「ぼく、これから忙しくなると思うんだ。」「なんで?」「みんなに羽をつくってあげなくちゃいけないから。」「羽?それ何に使うの?」「劇をしようと思うんだ。」「なんの劇?」「今、考え中。」「先生にも見せてね」「うん、いいよ。」 一昨日の朝、年長組Yくんと交わした会話です。みんなのためにがんばろうと