- Jan 31, 2020
同志
昨日、一昨日と前の保育園の保護者の方で、長い間保育士として働いて来られた方が、りんごの花保育園に自主実習に来て下さいました。一人ひとりを大切にする担当制保育や子どもの主体性を尊重する保育に関心を持ってありました。 前の園でも、保育についていろいろお話したことがあります。とっても優しくて、穏やかで、保育や子ども達に対して真摯に向き合っていらっしゃる姿に、こんな先生がいてくれる保育園の子ども達は幸せだと思っていました。 しばらくお休みされて、また4月から新しい保育園で働かれます。今回の自主実習は、しばらく現場を離れていたので、感覚を思い出したいということだったと思いますが、十分経験を持っていらっしゃるのに、こんな遠くの園にわざわざ来て下さったことからも、その誠実さがわかります。 りんごの花保育園で2日間過ごして、とっても勉強になったとお話されていました。先生達が優しくて、子どもたちが主体的に行動して、大きな声を出さなくてもこんな保育ができるのですね・・・とたくさん褒めて頂きました。 多分、このブログを見て下さっていると思います。2日間、ありがとうござ
- Jan 30, 2020
プレリハーサル
今日は2月15日に行う生活発表会のプレリハーサルをしました。プレリハーサルと言うくらいですから、まだまだ完成には遠い・・・と思っていたのですが、小さい子から年長児まで、みんなとっても楽しそうで、見ごたえがある内容でした。 生活発表会のテーマは、「自分で考えて行動しよう」です。年齢に応じて自分で主体的に行動している姿がたくさん見られました。この時期は、先生との信頼関係がしっかりとでき、友達と一緒にする楽しさを十分に感じているので、共通の目的に向かってじっくりと取り組むことができます。 一人ひとりが安心感の中で生活していて、自分の力を発揮することに喜びを感じているようです。 0・1歳児は、先生やお友達と一緒の場にいて、同じものを見て、それぞれに表現することが楽しいようです。2歳児は、勇気を振り絞って声を出している姿に成長を感じました。3歳児は、「自信満々の3歳児」らしく、のびのびと大胆に表現していました。4歳児は、年長児の姿を見ながら、一生懸命です。真面目な一生懸命さがいいなと思いました。 そして、5歳児は・・・自信をもって行動しています。オープニン
- Jan 29, 2020
冬の雨
今年の1月は雨が多いですね。こんなに雨が続くのはなぜでしょう?大阪は、1月の最高気温が19℃を超えて、100年ぶりに記録を更新したらしいです。 消火できずに燃え続けるオーストラリアの大規模森林火災、日本の自然災害の多さ、世界中で異常気象が起きています。地球規模で考えなくてはいけない時に、日本の国会は、いつまで「桜を見る会」に時間を費やしているのでしょう。がっかりしてしまいます。 りんごの花保育園の駐車場は、園から少し離れているので、雨が降る日は申し訳ない気持ちになります。傘をさして、小さい子を抱っこして歩くのは大変です。冬なのに、こんなに雨の日が続くなんて・・・。 多分、小学校以来だと思いますが、長靴を買いました。今はレインシューズと呼ぶ方がピッタリくるかもしれません。中学校・高校時代は『長靴』はなんとなく恥ずかしくて履きませんでした。短大以降はずっと車で通学・通勤したので、長靴を買う必要がありませんでした。 相当久しぶりに長靴を履いたら、雨の日のその快適さに驚きました。スニーカーで避けていた水たまりも、普通に歩けます。子ども達が進んで水たまりに
- Jan 28, 2020
差別
昨日、発達障害について考えさせられたことをブログに書こうと思っていると、M先生から、りんごの花保育園のラインに「あずさからのメッセージ」という文が送られて来ました。 あずささんは、福岡市の小学校の先生の第3子のお子さんで、ダウン症だそうです。その先生は、小学校で「あずさからのメッセージ」という授業をされていて、その授業を聞いて、子どもから出てくるいろいろな意見についても書いてありました。 私たちは、障がいについてどんな考えを持っているでしょうか?自分とは関係ないと思っているかもしれません。差別的な感情がある人もいるでしょう。 先日、障がいがある子がいじめに遭い、転校したというニュースを聞きました。障がいがあると、差別的な扱いをされることも多いのかもしれません。 障がいとは何なのでしょう?みんなと同じことができないということでしょうか?みんな何かしら欠点やできないことを抱えて生きています。完璧な人間なんていないのに、なぜ人は差別してしまうのでしょう。 ある日、お母さんは、あずささんの二人のきょうだいに、「あずさはダウン症で、これからずっと字が書けな
- Jan 27, 2020
発達障害って・・・
発達障害について書かれた榊原洋一先生のブログを見て、考えさせられました。榊原洋一先生は、お茶の水女子大学名誉教授・医学博士で、発達障害の研究者です。 同じ日に、1歳7ヶ月の男児と1歳9ヶ月の女児が、自閉症の疑いがあると医師に言われて榊原先生のところに受診に来られたそうです。自閉症は言葉や社会性の発達がはっきりと見られる3歳位になって診断されることが多いのですが、早期発見・早期療育が有効だということで、できるだけ早期に発見するためのスクリーニングの方法が開発されているそうです。 早期スクリーニングの方法としてよく知られているのがM-CHATと呼ばれるチェックリストで、母親が23項目の簡単な質問をチェックするだけで、子どもに自閉症のリスクがあるかどうかが簡便に分かるというものだそうです。 自閉症のリスクがあると判定された子どものうち、その後自閉症と確定される子どもは約半数(54%)であることが報告されているそうですが、半数は自閉症ではなかったということになります。 その日受診した二人の1歳児も、榊原先生は過剰診断ではないかと書かれていました。お医者さ