- Mar 31, 2021
ありがとう
りんご3組(5歳児)、最後の登園日で、12名全員出席でした。朝からいつもと違う様子で、なんとなく寂しそうに見えたのは私の心が反映されたからでしょうか。 保育室では、それぞれ最後の遊びを存分に楽しんでいました。男の子たち6人で顔を突き合わせて真剣な表情でLaQ(ラキュー)に取り組んでいます。友達と一緒だったので、こんなに集中して複雑なものが作れるようになったのでしょうね。小さな部品をガラガラ音を立てながら探す姿が、もう見られなくなってしまうのは寂しいです。 担任のM先生が昨年から取り組んできた、子ども達が書いたひらがなを見せてくれました。初めは、逆さになったり、線がくねくね曲がっていた文字がしっかり書けるようになっていました。小学校に行っても、自分の名前が書けるので、戸惑わずに、良いスタートが切れそうです。文字を読めるようになると、入ってくる情報量が格段に増えるので、これから更に知識欲が増すと思います。そんな子ども達の成長を見られないのは・・・。 午後から、全員揃って今まで行ったことがない公園に、最後の散歩に行っていました。頻繁に散歩に行っていたの
- Mar 30, 2021
保育園の先生になりたい
午前中のりんごの花保育園は、とても静かでした。0歳児・1歳児・5歳児は福重東公園、2歳児と4歳児は室見川河畔公園にお散歩に出かけていて、子ども達の声が聞こえない園舎は物足りない感じでした。 「散歩の時、5歳児のYちゃんに、『S先生が園長先生に話して』って言われたので報告します」と、S先生が話してくれました。 Yちゃんは保育園の先生になりたいそうで(初耳です!)、お母さんにどうしたら保育園の先生になれるか聞いたそうです。 お母さんにS先生に聞いてみたら?と言われたYちゃんは、散歩の時に、「どうしたら保育園の先生になれるの?」とS先生に訊ねたそうです。「小学校に行って、中学校に行って、高校に行って、大学に行って保育園の先生になる勉強をしたらなれるよ。」とS先生が答えると、「ふ~ん、そうか。高校までは知ってたけど、大学は知らなかった」とYちゃん。 「つぼみ組(0歳児)の先生になりたい」と言うYちゃんに、「赤ちゃんは、泣いたり、オムツを換えたりしないといけないから、大変だよ。」と言うと、「大丈夫。いつも猫のウンコを替えてるから。」とYちゃん。 Yちゃんの
- Mar 29, 2021
意外なコミュニケーションの場
りんごの花保育園の駐車場は、歩いて200メートルくらいの場所にあります。かなり広い駐車場なのですが、間に交差点があって信号待ちの時間が長いのが難点です。 常々、朝夕の忙しい時間に申し訳ないと思っていたのですが、先日の卒園式の謝辞で、「親子で手を繋いで話をしたり、他の保護者の方と話をする貴重な時間でした。」と言ってくださいました。 時間がかかって大変ではなく、駐車場まで距離があるから、我が子や他の保護者の方とコミュニケーションを取ることができて良かったという言葉を頂き、とても嬉しく思いました。 そう言えば、夕方、お友達とお迎えの時間が同じになると、子ども達はとても嬉しそうです。「◯◯ちゃん、一緒に帰ろう。」という弾んだ声が聞こえます。「〇〇先生、一緒に帰ろう」「〇〇ちゃん、一緒に帰ろう」と言う会話が飛び交うのもいいなと思います。 駐車場に向かう道では、交通ルールを学んでいます。道路の端を歩くのは危ない、車が行き交う道はお家の方と手を繋ぐ、横断歩道では手を上げて、右左を確認しながら渡る・・・毎日のくりかえしで交通ルールが身についています。 少し遠い駐

- Mar 28, 2021
卒園式の贈り物
昨日の卒園式の余韻に浸りながら、頂いたメッセージカードを読み返していました。 卒園した子ども達と一緒に過ごしたこの3年間は、共に喜び、悩み、支え合って成長した日々だったと思います。 保育園を創りたい!その一心で、今から思えば随分向こう見ずなことに挑戦したと思います。以前勤めていた園でもたくさんの子ども達、保護者の方、先生達に支えられて幸せな日々を過ごしていたのに、なんて非礼だったのだろうとも思います。 なんの後ろ盾もないままに、社会福祉法人を設立し、かなり無茶なスケジュールで保育園を建てました。あのエネルギーはどこから?今思い返すと、自分の保育園を創りたいという一心で、周りも未来も良く見えていなかったのだと思います。たくさんご迷惑、ご心配をお掛けした皆様方、今さらですが、申し訳ありませんでした。 でも、そんな無茶な私をたくさんの方が支えて下さり、応援して下さったおかげで、あんなに感動的な卒園式ができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 メッセージカードを見ながら、福重公民館で2回入園説明会を行ったものの、その後知り合

- Mar 27, 2021
第3回卒園式
園庭のりんごの花が開花した今日、第3回卒園式を行いました。卒園児も在園児代表のりんご2組(4歳児)も、背筋を伸ばして式に臨み、心に残る卒園式となりました。 一人ひとりの子ども達に卒園証書を渡す大役を無事終えることができてほっとしています。証書を受け取る子ども達の顔を見ながら、いろいろなことを思い出しました。初めての集団生活でずっと泣いていたこと、「お母さん来る?」と何度も聞かれたこと、お昼寝ができなくて毛布を握りしめてお布団の上に座っていたこと・・・。 開園した時に3歳児で入園した子ども達が、たった3年でこんなに成長するのですから、人間は素晴らしいですね。だからこそ、一日一日をどう生きるか、どう感じて過ごすかが大事なのだと改めて思いました。 りんごの花保育園は、子どもの主体性を大切に、一人一人の子ども達のやりたいことが実現できるように支えたいと思っています。「保護者代表の謝辞で、Yくんのお母さんがおっしゃってくださった言葉がとても嬉しかったですね。」と帰り際にS先生が話してくれました。 Yくんのお母さんは、生活発表会の前に担任のM先生と、こんな会