- Apr 30, 2021
これからの学校教育
先日、M先生が、「りんごの花保育園の保育の背中を押してくれるような番組でした」とNHKの『すくすく子育て』をラインで送ってくれました。『小学校前にできなきゃいけない!?』がタイトルで、小学校入学前の保護者の方の心配や悩みに、玉川大学教授の大豆生田啓友先生と国学院大学准教授の吉永安里先生がアドバイスをされるという内容でした。 2020年度から小学校の学習指導要領が変わり、これまでの授業の在り方が大きく変化しているのはご存じでしょうか。以前から、「小1プロブレム」が問題になり、保幼小の連携が強く求められていました。5年ほど前、つくば市で開催された幼児教育指導者養成研修に参加しましたが、その時最も注目されていたのはアプローチプログラムとスタートプログラムでした。 アプローチプログラムは、保育園・幼稚園のカリキュラムを小学校に繋げるのが目的で、スタートプログラムは、小学校教育が保育園・幼稚園教育に近づくことを目的としたカリキュラムです。それぞれが互いの保育・教育内容を理解し、小学校と保育園・幼稚園の垣根を取り除くために研究が進められていました。 2020
- Apr 29, 2021
子どもの前にいるということ
りんごの花保育園では、毎月園だよりを発行しています。他のクラスの様子を知ってもらうために、そしてお子さんの先の姿に期待を持ってもらうために、全クラスのお便りを載せています。かわいい子ども達の写真もたくさん載っているので、保護者の方も子ども達も楽しみにしてくれているようです。 先生達のそれぞれの情報の発信の仕方が違っていて、それがまた面白いなと思います。 昨日、5月の園だよりを発行したのですが、その中の子どものつぶやきをご紹介します。 りんご組(3・4・5歳児)で朝の会が始まる前のことです。4歳児のYくんが、「Yくんね、ずっとF先生のこと見てるよ」と言われ、F先生は胸がキュンキュンしたそうです。 F先生がキュンキュンした気持ちがよくわかります。子ども達の言葉に元気をもらったり、癒されたりするのでこの仕事はやめられません。このエピソードを読んで、ある研修会で講師の先生が話されていたことを思い出しました。 保育者はいつも子どもから見られている・・・見せたい自分だけでなく、見せたくない自分までも。だから、いつ見られてもいいように自分を意識化しなくてはいけ
- Apr 28, 2021
食事
かなり久しぶりに、赤ちゃんたちに離乳食を食べさせました。時々顔を見上げながら、つぶらな瞳で「大丈夫かな~」というような表情で私の顔を見ながら食べてくれました。マスクをしているので、目がしっかり笑っているように見えることを意識して、「おいしいね~。」と言いながら小さなスプーンを口元に持って行くと、口を開けてパクっと食べてくれました。嬉しいです。 スプーンを口元に持って行くと、食べたいときはちゃんと口を開けて自分から進んで食べてくれます。嫌いな匂いや感触がすると、絶対に口を開けてはくれません。人間の赤ちゃんは本当に用心深いです。 赤ちゃんは辛い味が苦手で、ほんのり甘い味が大好きです。母乳もミルクもほんのり甘いですからね。母乳にはお母さんが食べた食物が影響するので、一人一人、日によっても味が変わるのはご存じでしょうか?おいしい母乳を出すためには、お母さんが栄養バランスが取れた食事をすることが大事ですね。 離乳食は月齢によって変化し、だんだん幼児食に近づいていくのですが、月齢よりも一人一人の体つきや食欲、経験によって違うように思います。食べる意欲がある赤
- Apr 27, 2021
ワクチン
昨日、福岡市からメールが来て、保育従事者に優先的にワクチン接種をすることにしたので、希望者の名簿を提出するよう要請されました。ワクチンの優先順位は、医療従事者・高齢者・高齢者施設従事者と聞いているので、その次に保育従事者が指定されたのでしょう。子ども達の命を守るために、嬉しいニュースです。早速、先生たちにも周知して希望する人に接種してもらうことにしました。もちろん、私も接種を希望します。 先日短大で授業をした時に、学生にワクチン接種をするか尋ねたところ、「怖い」「いやだ」という声が上がったのでちょっとがっかりしました。理由を尋ねると、副反応が怖い、注射が痛いという声も聞かれました。確かに可能性がゼロではない副反応は怖いですね。誰も絶対大丈夫とは言えないので、強制はできません。 でも、活動範囲が広い若い人がワクチンを接種しなくてはこの感染を止めることは難しいでしょう。正しい情報を収集して、ワクチンを打てない子ども達やアレルギーがある人を守るためにもワクチンを接種してほしいと思います。 国の人口の80%がワクチンを接種したイスラエルでは、感染拡大が収
- Apr 26, 2021
名前
卒園児の保護者の方から、びっくり(がっかり)するような小学校の先生の話を聞きました。ある小学校低学年の担任の先生は、子ども達の名前を呼ばずに、出席番号で呼ぶそうです。どうしてなのでしょう?納得できる理由が思いつきません。 名前はその人を表す大事なものです。名前には、子どもの幸せを願う親の思いが込められています。私も二人の子どもの名前をつける時、あれこれと悩み、提出期限ギリギリに市役所に駆け込んだことを思い出します。 今年度短大で受け持っているクラスの学生は、118人ですが、〇〇子という名前は一人しかいません。かえって新鮮ですが、フリガナをふってくれないと絶対に読めないと思う字がたくさんあります。学生の名前を呼ぶとき、どんな思いが込められているのだろうと想像しながら呼ぶこともあります。 りんごの花保育園では、子ども達の名前を省略しないで呼ぶことに決めています。長い名前でも、その名前に込められた想いを大切にするために正しく呼びたいと思っています。 愛称やおうちで呼ばれている呼び方が親しみがあっていいと思っていたこともありましたが、やっぱりきちんと〇〇