お菓子をくれなきやイタズラするぞ
「お菓子をくれなきや、イタズラするぞ」と、次々に子ども達が事務室に入って来て、とても賑やかで楽しい一日になりました。 仕事をしていると、5歳児のWちゃん、Kちゃん、Yくんが事務室に入って来ました。Wちゃんが私の机の上に蜘蛛を投げてびっくり!「これは何?!」と慌てている間に机の上にあったメガネがなくなっていました。 昨日の作戦通りKちゃんが机に置いていたメガネをさっと持っていったようです。作戦大成功!3人の子ども達は興奮気味に2階に上がって行きました。 「私のメガネを知らない?」と2階の保育室に行くと、奥の保育室はカーテンが引かれて真っ暗。机や椅子で迷路ができていました。「箱の中に入っているんじゃない?」と子ども達に言われて、所々に置いてある箱を覗くと赤ちゃんの人形が入っていたり、子ども達が隠れていて驚かされました。 作戦通り子ども達が作った落とし穴にも落ち、上から吊るされたオバケにびっくりして、やっと自分のメガネが入った箱を見つけることができました。私が慌てたり、びっくりする姿を見て子ども達は大喜び。作戦は大成功です。このストーリーを考
Oct 31
happy halloween
明日はハロウィン。りんご組(3・4・5歳児)の子ども達は準備に忙しそうです。保育室にはワクワク・ソワソワの楽しい雰囲気が満ちています。でも、時々子どもたちから聞こえてくる声は・・・「明日は園長先生のメガネを取りに行くからね」「お菓子をくれないといたずらしちゃうからね」なんだかいろいろないたずらを考えているようで、ちょっとドキドキします。 準備は万端。いたずらされないように、子どもたちが気に入ってくれそうなお菓子にしました。保育園であげるお菓子にしては?と思われるでしょうが、特別な日なのでお許しください。 ハロウィンは、仮装とオバケという子どもたちが夢中になるもので溢れています。大人を驚かせることができるなんて、子どもたちにとってこんな魅力的なことはないですよね。 昨年、一昨年と自分たちで作った衣装を着て、少し遠い公園まで歩いて行って、「トリック・オア・トリート」とお菓子をもらいました。ピクニックシートの上でお菓子を食べて楽しかったのですが、今年はなつまつりのお化け屋敷&迷路がとても印象的だったようで、子どもたちが保育室をお化け屋敷&迷路
Oct 30
噛みつき
毎日2・3回起こる噛みつきには悩まされます。ほとんどが1歳児です。嚙みつきは、言葉が出る3歳までになくなるというデータがありますが、本当にその通りです。噛みつきは泣くことと同じように、言葉の代わりなのでしょうね。1日2・3回と言っても、先生達が止めてくれているので、実際の行動はその何倍もあります。 噛みつきを止められないと、とても痛い思いをさせてしまうので、噛みつきが続いている子には注意をしているのですが、そばにいても止められないこともよくあります。私も何度も経験しました。1歳児を担任していた頃、クラスに12名のお子さんがいたのですが、噛みつく行為がどんどん広がって、ほとんど全員が噛みついてしまったことがあります。あの時の申し訳なさと、どうしていいかわからなくて途方に暮れたことは忘れられません。 子どもは子どもの真似をします。良いことだけ真似してほしいと思いますが、そう都合良くはいきません。真似してほしくない行動も真似するので、噛みつかれた子が噛みつくようになることはよくあります。今も1歳児の中でそんなことが起きていて、頭を抱えています。..
Oct 29
学校改革
あまりに昔過ぎて忘れていたのですが、小学生は大変なんだな、頑張っているんだなと思い出す出来事がありました。少し前にブログに書いたのですが、時の流れは人生の何分の一にあたるかで、1年が長く感じたり、短く感じたりするそうですが、小学校の6年間がすごく長く感じたことは覚えています。 その頃の記憶は断片的ですが、勉強や宿題がやっぱり大変だったと思います。通知表は、1から5段階評価で、年に3回もらって、上がれば嬉しいし、落ちれば叱られるし・・・。母の顔を想像してドキドキしたことを思い出します。 小学校の頃のことを思い出したのは、卒園児のQくんの学校構造改革の話を聞いたからです。Qくんの改革計画によると、小学生はランドセルを背負って小学校に行くのですが、ランドセルは玄関のところに置いていいそうです。自分で片付けなくても大丈夫。 ランドセルの中には何も入っていなくて、空のランドセルを全部片づけるのは先生たちの仕事。小学生は1時間目から4時間目まで自由に遊んでよくて、自分が好きな時間に給食を食べて、また遊んで帰る・・・。先生たちは職員室に行ってもいいし、子
Oct 28
新年度入所
来年度の入所申込の締切が近づいて来たので、見学の方が増えています。今日は、企業型保育園に通っている2歳児のお子さんが来られました。10ヶ月の頃から通ってあるそうです。企業型保育園は、人数が少なく、手厚い保育をしてあるところが多いので、安心して預けられたと思います。お子さんも小さな集団なので過ごしやすかったのではないでしょうか。 難点は、3歳児になったら、転園しなくてはいけないこと・・・。せっかく慣れているのに、また初めからなんて、かわいそうな気がします。保護者の方にとっても2回目の保活は負担でしょう。 3歳児で入所すると、すでに友達関係ができている中に入っていくことになります。全然気にしないですぐに友達ができるお子さんもいますが、なかなか馴染めずに、友達ができるまで時間がかかるお子さんもいます。後から仲間入りするのは、大人でも大変ですよね。 3歳児になってもそのまま在園できる制度も新設されましたが、大きな集団の中で様々な経験をさせてあげたいという思いもあるのではないでしょうか?お子さんにとって、どうすればいいのか悩みますね。...
Oct 27
生きる喜び
昨日、卒園児の動画が送られてきました。同じ小学校に通うお子さんがいるりんごの花保育園の先生からです。運動会で生き生きとダンスを踊る卒園児のYくんの姿を見てとても嬉しくなりました。保育園の時には見られなかったキビキビとした動きに、大きな成長を感じました。 担任だったM先生は、その動画を一日の終わりに毎日見たいと言っています。私も何度も繰り返して見ました。子どもの成長はこんなにも大人に力をくれるんですね。小学校に通ってからの7カ月は、環境の変化が大きく、子ども達は毎日心も身体も大きく揺さぶられたと思いますが、その分成長も著しいことを実感しました。 毎日保育園で一緒にいると、できないことが気になって心配してしまいますが、子ども自身の成長や環境が成長を後押ししてくれると思うと焦らなくて大丈夫と思えました。小学校はすごいですね。 家庭で、家族の中で育っていたお子さんが、保育園や幼稚園に行って大きく成長するのも、その子自身の力と集団や友達の影響です。小さい頃は個人差が大きく、他のお子さんと比べると気になるところもたくさん見えてくると思いますが、心配をし
Oct 25
おゆずり会
保護者会の方が主催して下さる『おゆずり会』が大好評です。不要になった服や靴を玄関のところにある机に置いておくと、必要な方が自由に持って帰ることができます。特別な手続きも時間もかかりません。 子どもたちはあっという間に大きくなるので、服や靴はすぐにサイズアウトしてしまいますね。捨てるのは惜しいけど、タンスにあっても場所を取るだけ・・・そんな時、必要な人の役に立てると嬉しいですね。 今回は制服・リュックはなかったようですが、保育園内で行われるので、制服・リュックは人気です。春のおゆずり会には卒園児の保護者の方が出品して下さると思います。 毎年春に実施されるのですが、今年度は春と秋の2回実施される上に、12月には『おもちゃのおゆずり会』をしたいと言われていました。 『おもちゃのおゆずり会』は子ども達にとって、とても魅力的でしょうね。洋服以上に、玩具はその年齢でなくてはという時期がありそうです。ほんの少ししか遊んでいないものを他のお子さんが喜んで遊んでくれるのは嬉しいですね。 夏まつりやおゆずり会など、保護者の方の視点はとても貴重です。気づかな
Oct 25
5歳児検診
監査が終わりました。ホッとしています。先生たちのお陰で特に大きな指摘もなく、和やかな雰囲気の中、講評を聞くことができました。気を張り詰めて準備をしたので、やり遂げた感が大きいのですが、日々の保育は通常通り進んでいます。現状に甘えることなく、前に進んで行きたいと思います。 監査の中で、聴覚検査と視力検査の話を聞きました。以前から保育園で4歳児の視力検査については聞いていたので、そろそろ実行しなくてはと思っていたのですが、聴力検査も毎年実行してチェックすることが求められているそうです。 聴力検査と言っても、日頃の子ども達の様子から、「名前を呼ばれたら振り向くか?」「常に一番前で話を聞いていて聞こえにくさがあるのではないか?」「話を聞くときに耳を傾けている姿が見られないか?」などに気づいたら、チェックして医療機関に繋げることが求められているようです。 市町村が行う3歳児検診の後は就学前健診なので、2年間何らかの滞りがあっても気づくのが遅れてしまいます。気になることがあれば、5歳児(その年に5歳になる)は健診を受けることも考えた方がいいかもしれませ
Oct 24
監査
今週は集合監査と現地監査があって、とてもハードな1週間です。福岡市は、書面監査と実地監査が毎年交代で実施されます。書面監査の方が楽な感じがしますが、保育や経理の総チェックをしなくてはいけないので、どちらも準備が大変です。日頃頑張っているつもりなのですが、抜けていることが必ずあってガッカリします。 開園して8年目なので、もう少し要領よくできてもよさそうですが、なかなか慣れません。不足の書類を見つけて、アタフタしてしまいます。監査は書類上の点検で、保育の内容を評価してもらえるわけではないので、中身を見てほしいな〜と思います。 監査があっていいことは、保育室内外の整理整頓ができること。日頃からできているといいことなのですが、日々の忙しさを理由にできていません。今日は高いところや棚の奥、本棚の下など掃除をしました。綺麗なのは気持ちがいいですね。この気持ちを忘れずに・・・と毎年思っています。 明日は実地監査。何を指摘されるかわかりませんが、覚悟を決めて(?!)臨みます。
Oct 23
