おはなしかいの世界
2か月ぶりの『みーちゃんのおはなしかい』でした。10月は運動会の補講でできなかったのですが、この時間は大事だなぁと改めて思いました。T先生とK先生のあの優しい語り口を聞いていると心が温かくなります。人の声の優しさに引き込まれて自分の心まで優しくなったような気がする貴重な時間です。
未満児クラスは、絵本『もりのおふろ』の繰り返しのフレーズをK先生と一緒に何度も口ずさんでいました。2歳児のMくんが「あれ、まだ泡ついてるよ」と言った後、次のページでお湯をかけて泡がなくなっている絵を見て「もう泡なくなったね~」と言う言葉に、絵本の絵を読んでいることがよくわかりました。みんなで1冊の絵本を読むことを十分楽しめるようになった子どもたちの成長を感じました。
以上児クラスは、『こぶじいさん』のストリーテリングをじ~っと聞いていました。お話が終わってすぐにK先生が、「鼻血がでてます」と言われて慌てて前の方に座っていた3歳児のWちゃんを見ると、かなり出血していたので驚きました。後でK先生が、「お話をしている時に、鼻血が出ていることに気づいたけど、Kちゃんがそれに気づかないくらい集中して聞いてくれていたので、私もお話をやめられないと思って最後まで話したんです」と仰っていました。
運動会が終わると子どもたちが成長したことに気づかされますが、今日のお話会でも改めて一人一人の子ども達の成長を感じました。しっかりお話の世界を理解して楽しめるようになっています。一緒にお話を聞いて、子ども達と同じ感情を味わえるようになったことがとても嬉しかったです。
今日は、一人の女性の方が、お話界のレジェンドであるT先生のお話を聴くために見学に来られました。最近お話会のボランティア活動を始められたそうです。りんごの花保育園のお話会の様子を興味津々で楽しそうに見られていました。終わった後、持参された1冊の絵本について、T先生に質問をされていました。りんごの花保育園で繋がったご縁がこれからも続くといいなと思います。
絵本の世界は楽しく奥が深いです。大人も夢中になってしまいます。小さなころから絵本に触れていると、心も言葉も豊かになるでしょう。この時間をこれからも大切にしていきたいです。
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