お金のこと

 開園してもうすぐ丸3年になります。やっと保育園経営の全体像が分かってきたような気がします(まだまだですが)。この3年間は、よくわからないまま、とにかく毎日必死でした。これまで認可保育園の園長を10年以上勤めて来ましたが、法人に雇用されていたので、お金の動きにはほとんど無頓着でした。今思えば法人に守られていたのだと思います。


 現在、法人の代表として全ての経営責任がある立場になると、本当にその責任の重さに潰されそうになります。今月のお金は足りるだろうか、先生たちに給与を払うことはできるだろうか、保育用品を買いたいけれど予算はいくらまで大丈夫だろうか・・・毎日毎日お金のことばかり考えています。


 4月から新年度が始まります。当たり前のことですが、園児が入園してくれなければ収入を得ることはできません。西区は、新園が次々に建ったので、定員を満たしていない園が増えています。正直、こんなに苦労するとは思いませんでした。これからますます少子化が進み、園児の取り合いになりそうだと考えただけで胃が痛くなります。


 日本では子ども達にお金の教育をすることがありません。私が小さい頃はよく、「子どもがお金のことをいろいろ言うもんじゃない。」と言われていました。子どもがお金に関わることはタブーだったのです。海外では小さい頃からお金の教育をうけているそうです。一生付き合うお金です。小さい頃からお金の管理ができるような教育を受けることはとても大切だと思います。


 昨年末、りんごの花保育園の評議員のMさんがお金に関する絵本を2冊送ってくださいました。『おかねをつかう!』『おかねをかせぐ!』生きるのにかかせないお金のはなし(子どもにしっかり教えたいお金のこと はじめてのお金教育絵本/著 シンダース・マクレオド)

 うさぎの国のお話しで、そこではにんじんがお金で、それをどうやって使うのか、稼ぐのかわかりやすく描いてあります。子ども達に読み聞かせると、少し難しいようでしたが、お金の役割はイメージできたようです。


 これから現金ではなく、カードや携帯など見えないお金を使うことが多くなります。見えない分、管理が難しくなるかもしれません。小さい頃からお金の大切さを伝えると共に管理する力をつけることが大事だと思います。

子ども自身が、決められた範囲で、使って管理することが習慣づくといいですね。お小遣い帳もなるべく早くつけるようにするといいかもしれません。


 私も家計簿をつけるのは苦手ですが、そんなことは言っていられません。大事な保育園のお金なので、しっかり予算を立て、計画的に使い、今後の経営に活かせるようにしなくてはと思っているところです。

 


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