これからの子ども達に

 昨日、ドイツの幼児や小学校低学年の子ども達が、日本の小学生の一日について記録しているビデオを視聴すると、給食を教室で食べることや、制服があったり、体育着が決まっていることを不思議に感じたようだと書いてある本をご紹介しました。


 同じ本(辻井正著『アクティブ・ラーニングプロジェクト法~自ら考える生きる力の基礎を身につける~)の中に、中学生の放課後の様子のビデオを視聴した時の感想も書いてありました。


 塾に通い、帰りも遅く、その後も夜遅くまで勉強するという日本の受験事情は理解しがたいようでした。学校での制服、髪型、持ち物の検査には、驚きというよりは、嫌悪感を持ったようでした。「本当にそうなの?」と聞かれ、自分の経験を話すと、子ども達は、ただ首を振るばかりでした。制服もなく、髪型や持ち物も自由なドイツの学校では考えられないことばかりです。嫌悪感を示すのも当然かもしれません。


 これを読んで、私たちは校則にどれだけ縛られてきたのだろう?なんのための校則なのだろうとと考えざるを得ませんでした。日本の教育現場では、みんなが一斉に同じ行動をすることが正しいとどれだけ言われてきたのでしょうか?


 みんなと違う行動をすることは間違っていると、常に集団行動を求められてきました。これまでの社会はそれでよかったかもしれませんが、今からの社会(世界)は確実に変わります。何が起こるかわからない社会(世界)がすぐそこまで来ています。自分の頭で考え、想像力を働かせ、人とコミュニケーションをとりながら、自分の夢や志を実現するために行動する力が求められていると思います。


 明治から150年続いてきた一斉教育は、もうその役目を終えました。これからの子ども達のための教育を本気で考える時期に来ています。

特集記事