さすが5歳児
5歳児の男の子がりんごの花保育園に見学に来てくれました。恥ずかしがり屋さんのようで、声を掛けると途端に目をつぶってしまいました。東京から転勤で福岡に来られ、残り7か月ですが、保育園を探されているそうです。
りんごの花保育園は、少人数なので、子ども同士の関わりがとても豊かです。新しい友達への関心が高いので、すぐに仲良くなってくれると思います。昨年も、11月に年長児の男の子が入園してくれたのですが、とても楽しそうに過ごしてくれました。
就学を控えた5歳児には集団生活が必要だと思います。規則正しい生活や、友達とのコミュニケーション、集団の決まりを守る、みんなの中の一人として話を聞くことなどなど、集団生活でなければ育ちにくい力がたくさんあります。
りんごの花保育園では、自分で考えて行動することを大切にしているので、5歳児はみんなの憧れの存在として頼もしく育っていきます。誰かに頼られたり、「手伝って」と言われることが多いと、がんばり、それが自信になりますね。
昨日のことです。いつも朝の体操では、最初にお片づけをする時間に気づいた子ども達が朝の放送をするために事務室にやって来ます。朝の体操の曲を決めるのも子ども達です。みんなそれぞれ好きな体操の曲を主張するので、時々もめるのですが、昨日は体操の曲を決めた後、5歳児のAくんが、一人ずつに、「〇〇くん、それでいい?」と確認している姿を見て、さすが5歳児だと思いました。
自己主張するだけでなく、友達の思いも大切にしようとするのが5歳児です。残り少なくなってきましたが、毎日友達や先生たちと関わりながら、成長していく5歳児のこれからが楽しみです。
見学に来た5歳児の男の子が、帰り際に、こっそりお母さんに、「ここ、いいね。」と言ってくれたそうです。見ていないようでちゃんと見ている、さすが5歳児です。
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