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そして・・・お兄ちゃんになる

 今朝、りんご2組(4歳児)のKくんが、お母さんのお腹を優しく撫でているのを見て、「あれ?」と言うと、お母さんがとても嬉しそうな顔をされました。「もしかすると赤ちゃん?」と尋ねると、頷かれたので、思わずガッツポーズをしそうになりました。Kくんが、いつも仲良しのお友達の弟をとても羨ましそうに見ていて、きょうだいの誕生を待ちわびていることを知っていたからです。


 「自分で先生たちに話したいと言ってるんですよ」とお母さんが言われたので、他の先生たちには話さずに見守っていました。昼食時、りんご組(3・4・5歳児)のM先生に聞くと、まだK君から聞いていないということです。「じゃあ、Kくんが自分で言うまではナイショで・・・」みんなに話したくて仕方ないのに、じっと我慢しているKくんの姿から、私が思っている以上に、赤ちゃんの誕生を心待ちにしていることがわかりました。


 夕方、M先生がお迎えに来られたKくんのお母さんと話しているところにKくんがやってきて、「なに話してるの?」と聞くので、「Kくんがおうちでお手伝いをいっぱいしている話を聞いていたんだよ。どうしてそんなにお手伝いをがんばっているの?」とM先生が尋ねると、お母さんのお腹を優しくさすりながら赤ちゃんがいることを教えてくれたそうです。


 みんなに教えたいけど、大事に心にしまっておきたい嬉しい嬉しい秘密を持ったKくんの心の中は、お兄ちゃんになる喜びでいっぱいなのでしょう。赤ちゃんが生まれると、お母さんを取られたような気持ちになったり、我慢をしなくてはいけないことがたくさんありますが、それはお兄ちゃんになるための大事な経験ですね。


 おめでとうございます。赤ちゃんの誕生も、Kくんお兄ちゃんの誕生も心から嬉しいです。会える日を楽しみに待ちたいと思います。ブログを読んでくれている先生、Kくんが話してくれるまではナイショということでお願いします。


 

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