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そのままでいい

 今日は多くの小学校で運動会が行われたようです。天気が心配されましたが、無事に終えてホッとされていると思います。お疲れさまでした。お子さんの成長を実感できた日ですね。小学校1年生は、入学して2か月も経たないうちに大きな行事に取り組まなければいけないので、さらに大変だったでしょうが、乗り越えた後の達成感は大きいですね。


 昨日の夕方、本当に久しぶりに卒園生のQくん、Jくん兄弟が遊びに来てくれました。お兄ちゃんはもう高学年。時の流れを感じました。小学校の授業中に、同じクラスの子に引き出し(多分プラスチック)を投げつけられて頭を負傷して、園の近くの病院を受診した帰りに寄ってくれたそうです。


 高学年なのに引き出しを投げつけるなんて…と思いましたが、衝動的な行動を止められないお子さんもいます。善悪の判断をするより前に、行動になってしまうのでしょう。そんな話を聞くと心が痛みます。起きた後に後悔しても、その時の感情を抑える力が育っていないと、また同じことをしてしまうかもしれません。


 児童発達支援事業所に通うお子さんの中には衝動性が強いお子さんもいます。感情が高ぶった時は人の言葉が入らないどころか、それが刺激になってさらに感情が高ぶってしまうので、事業所の先生たちは、感情が収まるまで別の部屋に行ったり、抱っこをしたりして気持ちが収まるまで待っています。


 りんごの花保育園に保育所等訪問に来てくれたK先生が「子どもを変えたいと思っている時は変わらないんですよね。あるがままを受け止めていると、そのうちに変わっていくので、時間がかかるけど、大人が変われば子どもは変わります」と話していました。

 

 子どもは変わりたいと思っているのかもしれません。こんなに叱られる自分が嫌いだと思います。そう思っているのに、気持ちが抑えきれずまた爆発し、叱られる・・・そんな繰り返しで一番傷ついているのは子ども自身だと思います。


 そのままで大丈夫・・・こう言えたらどんなにいいでしょう。集団生活や社会で困っている子ども達の力になれたらと思います。

 
 
 

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