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もっと自由に

 今朝、出勤してすぐ園庭で子どもたちが遊んでいるのを見守っていました。暑かったので、子どもたちが次々に蛇口を捻り、ペットボトルやじょうろに水を入れようとしていました。どうしようかな・・・?と見ていたのですが、朝からびしょびしょになったり、ドロドロになったら先生たちが困るだろうなと思ったので、「朝の水遊びはやめようね」と言って、蛇口を強く締めました。


 どうしても水遊びをしたい子どもたちは、蛇口から水を出そうと必死です。そのたびに、「先生たちが来てからね」と言っていたのですが、T先生が来たのを見つけた5歳児のHくんが「水遊びしていい?」と訊きに行きました。T先生が「いいよ」と言ってくれたので、私もホッとして水遊び(泥遊び?)が始まりました。


 後で、T先生が教えてくれました。「Hくんは、他のお友達は先生に訊かないで水遊びをしていたけど、ぼくは先生にちゃんと訊いてからしようと思ったんだ」5歳児らしい言葉に嬉しくなりました。


 朝から水遊び、泥遊びをしてしまうと、シャワーをしたり着替えをしなくてはいけなくなるので、迷ってしまいます。園長の私でさえ迷うのですから、他の先生はなおさらでしょう。大人の事情が絡んできますね。


 もっと自由になるといいなと思いますが、様々な大人の事情があって難しい場面があります。それでも大人の事情より、子どもの思いが尊重できる保育ができるようになるといいなと思います。大人はいろいろな忖度をしてしまいますが(それも必要な時もあるのが難しいところです)、子どもたちはもちろん、大人ももっと自由になれるといいですね。


 今朝の水遊びは泥遊びになってしまいましたが、未満児クラスの子ども達も、以上児クラスの子ども達も、自分で「着替えたい」と言い、スムーズに着替えを済ませ、その後に影響することはありませんでした。めでたし、めでたし。

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