やがて大きな実をつけるために
先週、T先生のご実家のお母さまが栗を送ってくださいました。毎年、この時期に送ってくださるので、秋の実りを感じさせていただいています。「子ども達に見せてください」といがぐりも送ってくださいました。玄関に飾っていると、子ども達がイガを触って「いたい!」と言って楽しんでいます。お月見に、栗・・・秋ですね。
絵本図鑑を見ていた5歳児のHくんがオレンジ色のサツマイモを見て「こんな芋見たことない。誰か先生たちが知っているかもしれないから、訊いてみよう」と言うことで、質問されたのですが、初めて見るサツマイモでした。サツマイモも次々に新種が開発されているようで、見たことないもの、食べたことないものがたくさんありそうです。
ちょっと残念そうなHくんでしたが、りんご組のH先生は以前勤めていた保育園でそのオレンジ色のサツマイモを収穫したことがあるそうです。その園の園長先生が子ども達に変わったサツマイモを見せてあげたいと栽培されていたそうです。素敵な園長先生ですね。
りんごの花保育園の園庭でも、野菜の土が入った袋でサツマイモを栽培中です。昨年は、小さな芋がほんの少ししかできなかったので、大きなサツマイモができるといいなと思います。2階の園庭ではジャガイモを育てていて、収穫が出来たらポテトチップスにして食べようと計画しているようです。野菜を植えると、自然に虫がやって来て、小さな園庭ながら賑やかになります。自然はうまくできていますね。
園庭のりんごの樹のりんごも、姫りんごの割に大きく赤く色づいています。開園した年に姫りんごの樹を2本買って来て植えたのですが、ぐんぐん成長しています。途中で1本は土に植え、もう1本は鉢のままなのですが、成長が全く違います。土に植えた方は、2階まで届きそうな勢いで、たくさんの葉も茂って立派な樹になりました。大地に植えると、こんなに大きく成長するのですね。見えないですが、きっと土の中では大きく根を張っていることでしょう。少々風が吹いても、雨が降らなくても、心配しないで見守ることができます。人間の子ども達の成長も同じです。根がしっかり張っていれば、様々なアクシデントがあっても、乗り越えて、やがて大きな実をつけることができます。乳幼児期は根っこを育てる大事な時期ですね。りんごの樹のように、たくましく育っている子ども達をそばで見守ることができるのは幸せなことです。
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