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よいお年を

 昨日は、テレビ・ビデオの弊害について書きましたが、最近もっと気になっているのは、携帯電話やタブレットです。先日、ショッピングモールに行った時に、ベンチに座っている3人の子どもたちがそれぞれ携帯電話を見ている姿を見て驚きました。1歳児や2歳児くらいの子どもたちが、小さな手で、携帯電話の画面を鮮やかにスライドして、いかにも慣れた様子で扱っていました。いったい何歳から携帯電話を見ているのでしょう?


 現実と想像の世界の区別がつかない年齢の子どもたちは、携帯に映し出される世界をどのように捉えているのでしょうか?視力や聴力に与える影響はもちろん、まだまだ未開な分野なので、この先どんな悪影響が明らかになるかもしれません。


 タブレットで知育教育をする保育園や幼稚園もあるそうですが、子どもにとって何がいいのかよくわかりません。これから効果や課題などがわかってくるのでしょう。


 以前勤めていた保育園の近くの園でそろばん教室が行われていたのですが、現場の先生の中には、「興味がない子を座らせて、叱ってそろばんをさせるのが子どもにとっていいことなのか悩む」と話される方もいました。


 個人差・発達差が大きい幼児期の子どもに、一斉に取り組ませる活動には、配慮が必要だと思います。興味がない子を叱ってさせても、効果がないどころか意欲や自信を失わせることにもなりかねません。


 安易に子どもに携帯電話を使わせるのはやっぱり良くないと思います。時間を決めて使わせるとしても、画面の小ささや情報の多さを考えると、小さな子どもには早すぎます。これだけ普及してしまっているので、歯止めをかけるのは難しいと思いますが、大人も子どもも慣れ過ぎないようにしたいですね。


 昨日、今日と耳障りなことを書いてしまいましたが、頭の隅に置いておいてくださったらと思います。今年は大変な一年でした。こんな年になるなんて誰も想像できなかったことです。そして、現在もその渦中にあり、いつ抜け出せるのか、本当に抜け出せるのかもわかりません。


 それでも、前を向きましょう。私自身も、自分に言い聞かせ、前だけを見て、今年よりも来年、今日よりも明日がよくなると信じてがんばります。今年も独りよがりなブログを読んでくださってありがとうございました。


 明日から1月3日までブログはお休みさせて頂きます。よいお年をお迎えください。

 



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