わかってほしい
- 智子 大瀧
- Jun 28, 2021
- 2 min read
毎日子どもたちと一緒に過ごす中で、こどもに伝えたいことがたくさんあるのですが、うまく伝わらなかったり、この言い方は良くなかったなと反省することが屡々あります。
先日、2歳児のQ君がプランターの花に砂をかけてしまいました。担任の先生が、「何度言っても砂をかけてしまうんです。」と困ったようにQ君を連れて来たので、少し強い口調で、「困ります。」と言った瞬間、Qくんは泣き出してしまいました・・・と言うことは、悪いことをしたと理解しているのではなく、怒られて怖い、嫌だ、悲しいという思いで泣いてしまい、叱られた意味が伝わっていないということです。それでは意味がないですね。
昭和の子育てをして来た私は、悪いことをしたら叱つて(怒って)やめさせようとすることからまだまだ抜け出すことができません。どうすればQくんに伝わるのでしょうか?いろいろ考えてみました。
ダメと禁止するのではなく、どうしたらいいのか、その先を伝えることが大切だと思いました。砂をかけてしまうと、花は枯れてしまいます。Qくんは、花を枯らそうとしているわけではなく、花に砂をかけて楽しんでいるだけかもしれません。もしかすると、先生達やお友達が水をかけているのを見て、真似をしているのかもしれません。
今度は、ジョーロを見せて、砂ではなく、水をかけてほしいと伝えようと思っています。子どもは「ダメ」と言われると、行動を止めますが、その先何をすればいいのか伝えなければ、また同じことをしてしまうでしょう。
子どもの気持ちに寄り添いながら、声を掛ける・・・いつも意識しなくてはと思っていますが、なかなか実行できていないことに気づき、自分にがっかりしてしまいます。でも、私は大人なので、次に何をすればいいのかわかります。そうです。子どもの気持ちに寄り添いながら、その子が理解できるように、その子自身がそうだよね…と思えるような言葉や方法は何かと悩みながら、一人一人に合わせて日々伝えたいと思います。
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