アレルギー食

 乳幼児期に食物アレルギーがあると、ご家族の方は神経を使いますね。りんごの花保育園でも、小麦粉アレルギーがあるお子さんがいるのですが、「「この子が生まれてからうどんやそばなどを食べていません。」と以前お話しされていました。


 卵・牛乳・小麦粉は、様々な食材に含まれているので、外食の時も、外で買い求める時も制限が多いことでしょう。なんでも気にせず食べれるのは幸せなことなのですね。


 以前勤めていた保育園で、誤ってアレルギーが強いお子さんにカルピスを飲ませてしまったことがあります。あんなに給食の先生に気をつけてもらっていたのに、ひなまつりの行事の時に他の子に紛れて飲ませてしまいました。液体は個体よりも早く吸収するので、あっという間にアナフィラキシーショックを起こし、慌てて病院に連れていきましたが、2日間入院することになりました。もう20年近く昔の話ですが、本当に取り返しがつかないことをしてしまいました。

 

 保育園で除去食や代替食を提供し始めた頃のことです。食物アレルギーに対する知識や研修もあまりなかったので、家庭からお弁当を持って来てもらうのが普通のことでした。今は、食物アレルギーがあるお子さんがいるのは普通で、その対応は当然のことです。


 先日、小麦粉アレルギーがあるお母さんが、半年に一度の検査をされ、その結果が良好で、「もう少ししたらみんなと同じものが食べられそうです。」と嬉しそうに話されました。その時に、「〇〇ちゃんは、みんなと同じものではありませんが、給食の先生たちが工夫して米粉で作ってくれるので、他の子とあまり変わらないものを食べていますよ。米粉はしっとりしていて、毎回検食をするのですが、小麦粉よりもおいしいと思うことがよくあります。」とお話ししました。


 私は、実際に食べているのでわかるのですが、お母さんには伝わっていないことに気づきました。そこで、給食の先生にお願いしてお母さんに食べてもらうことにしました。翌日早速作ってくれたのが、米粉で作ったマカロニきなこです。一つずつこねて見た目もマカロニのようで、それを食べたお母さんは、「『献立表を見るとマカロニきな粉と書いてあるけど、何を食べているのかな?』と思っていたんです。」と言われ、とても喜ばれたそうです。


 アレルギーがあるお子さんが、他のお子さんと同じようにおいしく楽しく安全に食べられるように、給食の先生たちと力を合わせて、これからも工夫していきたいと思いました。

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