インクルーシブ保育
卒園式の練習での5歳児の女の子たちの成長には目を見張るものがあります。堂々としている姿を見て、こんなに心が豊かに成長していたことを実感して、心から嬉しくなりました。卒園式という改まった場面だからこそ感じられた成長かもしれません。
女の子は・・・というと性別で分けて良くないと思うのですが、実感です。あまり書いてはいけないのですが、男の子は半分の子がサポート保育を受けています。それぞれの特性があり、対応が難しく、自分の不勉強を悩んでも来ました。でも、一人ひとりの子どもたちがそれぞれの良さを伸ばして、生き生きと過ごしている姿を見ると、子ども達に救われた気がしています。
なんといっても、女の子たちがこんなに大きな成長をしてくれたのは、男の子たちの存在が大きかったと思います。予定通りに進まないことが多く、集中して話を聞くことが難しい場面が度々ありました。今もそうですが・・・。でも、「静かにして!」と怒ることもなく、落ち着くのを待ってくれたり、騒がしい中でも話を聞こうとしていました。最近は、「○○くん、そんなことしちゃだめだよ」と優しくしっかりと諭してくれて、頼もしい限りです。これまでの経験から、5歳児の女の子同士はトラブルが多いと思っていたのですが、みんなとても仲が良く、大きなトラブルになったことがないのも特筆すべきことです。
インクルーシブ保育を目指してきて、多様性を認め合うことが、誰にとっても大事な力を育むことに繋がると実感させてくれた子ども達に感謝です。心の育ちは目には見えませんが、大事な場面ではこうして力を発揮してくれます。私たちの指導はまだまだ未熟であるとわかっていますが、信じた道を歩んでいきたいと思います。
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