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キャラクター

 先日、5歳児のMちゃんがポケモンの写し絵を描いて来て、コピーしてほしいと言われました。一生懸命時間をかけて描いてくれたんだなと思いながら、コピーをして渡しました。翌日、またコピーしてほしいと言われた時に、一緒についてきた先生から「ポケモンですが・・・」と言われて、うっかりしていたことに気づきました。りんごの花保育園では、キャラクターデザインは使用しないことに決めていたのです。慌てて「ごめんね。ポケモンではなく、他の絵にしてほしい」とMちゃんに謝りました。


 少し前に受けた研修で、講師の先生に「トントントントン、アンパンマン・・・(保育園・幼稚園でよく歌われているアンパンマンの手遊びです)とかしていないでしょうね?」と言われて、そうだったとまたまたうっかりしていたことに気づきました。


 子ども達の世界には、キャラクターが入り込んでいて、それがない世界なんて考えられなくなっています。キャラクターは、子どもに好まれるように計算されて作られています。子ども達が好きな形状、色、役割等で構成されていて、どの子も夢中になってしまいます。アンパンマンと言われて他のものを想像することはできませんね。キャラクターは、もう工夫の余地がない完成形として子ども達の前に存在します。だからこそ、保育園にはキャラクターを入れずに、子ども達が想像したり、考えたり、工夫したりすることができるものを大切にしたいと思っています。


 赤・黄色・みどりなどの原色ばかりでなく、薄い色、濃い色、何かを混ぜ合わせたような色は子ども達の想像力を広げてくれます。おままごとコーナーにハンバーグやオムライス、トマトなどの食材を置いていないのも、子ども達が他のもの(様々な形のフェルトやチェーン、お手玉など)で見立てて想像力を働かせて遊んでほしいからです。

 

 でも、キャラクターとキャラクターでないものを分けることがだんだん難しくなってきました。はらぺこあおむしがこれだけ商品化されると、もうキャラクターのような気もします。昔からある絵本の主人公が絵本以外のところで登場しだすとがっかりしてしまいます。絵本の中に留まって、子ども達に想像させてほしいと思います。


 キャラクターがなくても、子ども達は自分たちの世界で、それぞれのキャラクターを作り出し、友達と一緒に発展させています。りんごの花保育園では、一人ひとりが作り出す子どもの世界を大切にしたいと思っています。時々私がブレてしまった時はどうか教えてください。


 



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