クリスマス・イブ
- 智子 大瀧
- Dec 24, 2021
- 2 min read
雨のクリスマス・イブになりました。雪だったらよかったのですが、お天気は人間の気持ちなどお構いなしです。今日は朝から園の前の道が一日中渋滞していました。クリスマスの準備でしょうか?仕事納めの人たちもいるのかもしれませんね。昨日のクリスマス会の楽しい余韻が残っている子ども達は、今日の夜に訪れるはずのサンタさんを想像して、朝からワクワクしていました。
せっかくのクリスマス・イブですが、私の心は曇っています。一昨日、園庭にある玩具の家の扉から4歳児のYくんが落ちてしまい、左腕を骨折してしまいました。落ちる瞬間は見えなかったのですが、大きな音がしたので、慌てて駆け寄り抱き起しました。きっと予想外の出来事にうまく受け身ができなかったのだと思います。私もちょうど1年前、雪道で滑って転倒し、同じところを骨折したので、どんなに痛いかよくわかります。とても痛い思いをさせてしまって、本当にかわいそうでした。
左腕をギプスで固定しているYくんのサポートをしたいと思っていたのですが、病院の先生から、しばらくは自宅療養をした方がいいと言われ、お休みすることになりました。保育園では、たくさんの子ども達がいるので、ぶつかったり、当たったりすることが心配されるからだそうです。Yくんにはもちろん、ご両親にも大変な負担をかけることになり、本当に申し訳なく思っています。
保育園で働いていて、一番辛いのは、子どもがけがをした時です。どうにかケガを防げなかったのかといろいろ考えて、Yくんが登っていた家の扉を外しました。でもこれが正解かどうかわかりません。扉を外していたら、Yくんが扉から落ちることはなかったでしょう。でも、子ども達がケガをしそうなものを全て排除すると、子ども達は遊べなくなってしまいます。先日ブログに書いたように、保育の価値とリスクを考えると、怪我をする前に扉を取り外すことは考えられませんでした。
いろいろ後悔しても、Yくんのケガがすぐによくなるわけではありません。今は、一日も早くYくんのケガが治るよう祈るだけです。辛いクリスマスイブになりました。子ども達(もちろんYくんも)には、楽しいクリスマスになりますように。
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