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コロナウイルスを巡るアンケート調査

 保育通信9月号(全国私立保育連盟)に、『コロナ禍の子ども・保護者のおかれた状況』について、3つのアンケート調査が紹介されていました。


 2020年5月に特定非営利活動法人全国認定こども園協会新型コロナウイルス感染症対策緊急プロジェクトチームにより実施された「新型コロナウイルスに係る就学前の子育て家庭への緊急アンケート調査」では、以下のことが明らかになったそうです。

 

 ①保護者の4人に3人が『子育てや生活で困った』

   内容:子どもとの過ごし方に悩む(70.1%)

      親の心身の疲労(53.0%)

      減収や失職となり、生活や育児の費用が心配(20.0%)

 ②6割の家庭で『子どもに気になる変化があった』

   内容:メディアの利用が増えた(64.7%)

      生活が不規則になった(43.1%)

      体力が低下した(37.7%)

 ③保護者の半数以上が『自身の心身に変化を実感している』

   内容:イライラして怒りっぽくなった(62.8%)

      子どもを叱ることが増えた(51.3%)

      外出するのが怖くなった(30.8%)

      感情を抑えられないことがあった(22.7%)


 他2つのアンケート結果でも同じように、新型コロナウイルスが子育て家庭に大きなダメージを与えていることが明らかになっています。


 アンケート結果の内容を見ると、誰もが当てはまることがあるのではないでしょうか?子育ての負担感・子どもの生活や遊びの質の低下、自身の心身に対する不安・・・こんな生活が2年近く続けば心身に変調が起こっても仕方ありません。


 昨年5月の調査時点から1年以上が経とうとしているのに、状況は好転する気配がありません。こんなストレスフルな状態が続けば、心身に不調をきたしてもおかしくないでしょう。私自身も、保育園での子ども達との日々は楽しくても、外食ができない、友達に会えない、研修会に行けない、旅行に行けない日々が続き、うまくリフレッシュできていないように感じます。小さいお子さんがいる保護者の方にはさらに大きな制限や負担がかかっていることでしょう。子育てをされている方は、ご自身だけではなく、お子さんの心配や不安も積み重なっていることを自覚され、がんばっている自分を認めることが必要ではないでしょうか。


 このコラムを執筆された白梅学園大学院特任教授の近藤幹夫先生は、コロナウイルスが子育てに与える影響の大きさが明らかになり、個人の力では解決できない、国や行政の支援が必要だと述べられています。菅総理の退陣が決まり、政界は慌ただしくなっています。具体的で有効な政策を実行してくれるのは、誰でしょうか?

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