コロナウイルス対応で見えてきたこと

 コロナウイルス感染が拡大したことで、世界は大きなダメージを受けました。命、経済の損失、人と人のつながり・・・数え上げればきりがなく、どんな大きな自然災害も、もしかすると戦争でさえ、これほど世界中の人に大きな影響を与えたことはなかったかもしれません。負の遺産は、これから何十年も影響を与え続けることでしょう。


 そんな恐ろしいコロナウイルス感染ですが、対応策を考える中で気づかされたこともあります。社会的には、リモートワークや地方移住型のライフスタイルが進みました。満員電車に乗って出社しなくてもできる仕事がたくさんあることがわかり、フレックスタイム制も進んでいます。同じ時間に出社や退社しなくても、会社は機能します。終電の時間が繰り上げられ、働き方改革も促進されたのは、ちょっと皮肉な感じがします。


 家庭にいる時間が長くなり、家族と一緒にいる幸せを感じている人も増えているでしょう。人々の価値観にも大きな変化があったと思います。


 保育園も例外ではありません。これまでの行事を見直すきっかけとなっています。大きなホールで大規模に行ってきた器楽発表会や生活発表会などの行事は、小さな単位で、時間を短縮して行う園が増えています。


 大舞台でたくさんの人に見てもらうために頑張る・・・というプレッシャーが今までほどかからず、日頃の活動を伸び伸びと楽しんでいるでしょう。


 その他の行事も中止になったり、見直している園がたくさんあると思います。これまで一生懸命取り組んで来た行事がなくなったからといって子どもたちの成長が阻害されるわけではありません。子ども達は、日々友達と遊び、協働して活動する中で、心も体も成長するので大丈夫です。



 りんごの花保育園も、2月13日(土)に、生活発表会を行いますが、3密を避けるために、クラスごとに行うことにしました。短い時間ですが、席取りなどもせずに、ゆっくりお子さんの成長を見てもらえるのではないかと思います。他のクラスの子ども達の成長がわからないので、そこは工夫が必要だと思っています。


 コロナウイルス感染拡大は、たくさんの人の命と生活を根こそぎ奪ってしまう最悪の事態ですが、その中から得られることはきっとあります。人は、悲しい、辛い、悔しいという絶望感に打ちひしがれながらも、そこから立ち上がる力を持っているのですから。

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