コロナ禍の保育

 マスクをしていると、口元が見えないので、子どもたちの言葉の発達や嚥下する力の獲得などに影響があるのではないかとずっと心配でした。  現場で働く保育士の方達からは、子ども達の表情が乏しい、マスクをしていると子どもが保育者の表情がよく見えず、表情を読み取る能力が低くなり、愛着関係が結べないのではないかなどの声が上がっています。表情や心などの発達は数値化できるものではないので、これまでの経験からの漠然とした不安でしょうが、目の前にいる子どもたちにきっと心配な姿があるのだと思います。

 全国私立保育園連盟が発行している保育通信1月号で、発達障害研究の第一人者であるお茶の水女子大学名誉教授である榊原先生が、私達保育者の現場の不安に、答えてくださいました。

 子どもは、口元を見て人の気持ちを読み取るわけではなく、声の調子やボディランゲージ、スキンシップなどからも大人の愛情を感じ取って、信頼できる人と愛着関係を築くことができる、目が見えない子どもからもそれが証明されているので、マスクをしているからと言って心配しなくても大丈夫と書かれていました。 


 乳幼児期に一番大切な愛着関係にマスクをしていることは問題はないと言われて少し安心しましたが、マスクをしているので、声がこもったり、口の動きが見えずに言葉の発達が遅れるのではないかという心配は残ります。


 食事場面では、「もぐもぐ」「ごっくん」など、保育者の口元を見せることが大事なので、榊原先生は、フェイスガードを使ってもいいのでは?と提案されています。コロナ禍では、やはり特別な保育の工夫が必要だということですね。  マスクをつけている時は、これまでより温かく丁寧で積極的な関わりが大切だと思います。榊原先生が言われるように、一日も早く保育士が定期的にPCR検査を受けることができるようになって、マスクをつけずに子ども達と関われるようになることを願っています。

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