サプライズ
毎月訪問をしている近くのグループホームの方に、「今年もサプライズをしたい」と招待していただいたので、つぼみ組(0歳児)とはな組(1・2歳児)の子どもたちと散歩のふりをして園を出発しました。
約束の時間は10時半。0歳児と1歳児の子どもたちは早くから出発して神社に行って遊び、その帰りにグループホームさんに寄ることにしました。遅く出発した2歳児は、10時半にグループホームさんに着きました。神社の方向から0歳児と1歳児が歩いて来るのを見ると、何日ぶりかに会ったように、歓声を上げて、大喜びで抱き合っていました。ほんの30分前に会ったばかりなのに・・・。子ども達も先生達も本当に仲良しで、こんな光景を見ると、幸せな気持ちになります。
グループホームさんの裏庭に招き入れられると、昨年のようにおばあちゃんたちがクリスマスの衣装を着けて待っていてくれました。子どもたちがクリスマスの歌を歌うと、おばあちゃんたちは目を細め、手拍子をしながら聞いてくれました。
金髪のサンタクロースの登場で、子どもたちは一瞬ひるみましたが、「あわてんぼうのサンタクロースだよ。プレゼントをあげるよ。早く来すぎたから、またクリスマスに来るからね。」と一人ずつにクリスマスのお菓子をくれると、恐々と受け取っていました。
昨年、一昨年はりんご組(3・4・5歳児)の子どもたちがサプライズを受けたのですが、サンタクロースの正体を見破ろうとするので、今年はグループホームの方から、「小さい子にしてください」と言われてそのようにしました。小さい子どもたちは、じっとサンタクロースを見つめ、誰も疑ったりすることはなかったので、グループホームの方の思いに叶ったと思います。
サンタクロースを見て泣いたのは、0歳児のTちゃんだけでしたが、顔がこわばっていた子がたくさんいました。それでもプレゼントされたお菓子はしっかり握りしめて帰ったので、おいしいお菓子がボロボロになってしまった子もいましたが、それはそれで・・・。
グループホームの方が、「いつも全然表情がないおばあちゃんの表情が変わりました。子どもたちの力はすごいですね」と言われました。子どもたちのかわいい姿は、グループホームのおばあちゃんたちへのクリスマスプレゼントになったかもしれませんね。子どもたちにとっても特別な一日になりました。
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