サポートブック
- 智子 大瀧
- Jan 24
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今日は、児童発達支援事業所の1・2歳児の親子プログラムの支援に入りました。1・2歳児と言っても実年齢は2歳、3歳で、4月から幼稚園の年少組に入るお子さんもいます。
親子プログラムなので、おうちの方の見守りの中、こどもたちが課題に取り組んだり、好きな遊びをするところを支援するのですが、この事業所での活動が初めての集団活動のお子さんがほとんどで、頻繁にトラブルが起こります。
「貸して」「ちょうだい」「返して」「順番」「交代」を経験していないので、やりとりには常に大人の介入が必要です。些細な(大人から見れば)ことで、手が出たり、モノを投げたり・・・。言葉が出ないことが大きな要因の一つです。言葉さえ出れば、自分の気持ちを伝えたり、怒りや悲しみの感情に名前をつけて収めやすくなるのですが、言葉が出なければ、行動で表すしかありません。
お母さん方は頻繁に起こるトラブルを見ながら、幼稚園に行ったらもっとたくさんの子どもたちがいて、先生は少なくて心配・・・と話されていました。子どもは経験から学び、必ず発達するのですが、それがわかっていても、おうちの方から離れたお子さんのことが気がかりでしょう。事業所に通っているお子さんは、ゆっくり発達しているので、なおさら心配が大きいと思います。
事業所の2月の家庭支援プログラムでは、保護者の方と一緒にお子さんの『サポートブック』を作成する予定です。お子さんのいいところ、苦手なこと、〇〇すればうまくいくことなど、保護者の方だからこそわかるお子さんの情報をまとめたサポートブックは、きっと幼稚園や保育園の担任の先生の手助けになり、お子さんを理解して関わってくれると思います。
1月の家族支援プログラム『就学に向けて』の講演会が好評だったので、2月もすでに申し込みが入っています。一人ではなかなかその気にならないかもしれませんが、保護者の方同士だったら会話も弾み、サポートブックも楽しくスムーズに作成できるでしょう。事業所の運営も少しずつ形になって来てこれからが楽しみです。
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