ジェンダー

 オリンピック組織委員会会長である森元総理の女性蔑視発言には、本当にがっかりです。つい本音が出たとしか思えません。80歳を過ぎている人の感覚だから仕方ないでは済ませられません。オリンピックの精神(スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること)に反している人がオリンピック主催者のリーダーなんて、世界に対して恥ずかしいです。


 80歳を過ぎている人がみんなそのような価値観を持っているわけではありません。以前、男女平等参画会議に出席したことがあるのですが、男性が料理をしたり、家事を分担をするのは当然だと話され、実行されている年配の方がたくさんいらっしゃいました。


 女性蔑視・女性軽視・・・これまでの教育が影響しているのでしょうか?私が育ってきた時代は、日常的に男らしさ、女らしさを強要されました。「男の子なんだから」「女のくせに・・・」は常につきまとっていた言葉です。


 私たちの時代、私たちの子どもの時代のランドセルの色も、女の子は赤、男の子は黒と決まっていました。今の子ども達は好きな色のランドセルを選ぶことができます。女の子が水色や青を選んだからといって不思議に思われることもありません。そんなことがいいなと思うほど、私たちの時代は性別の固定観念が強いのです。


 平成11年の保育所保育指針改定の時に、「性別による役割分業意識を固定化する保育の排除」と付記された時には違和感を持ちました。なぜ男の子が男らしく、女の子が女の子らしくしてはいけないのかわかりませんでした。これも長年にわたる教育の影響でしょう。


 当時は、折り紙を配る時も、子どもに尋ねることもなく、男の子には青、女の子には赤を配っていましたが、子ども達も自然に受け入れていました。今の子ども達に同じように配ったら、「私は〇〇がいい、僕は〇〇がいい」と言ってくれることでしょう。


 教育は本当に大事です。価値観や意識を作っていくのですから。今回のような批判を受けても、きっと森元総理はなぜそんなことを言われるのか、本当にわからないのかもしれません。揺るぎない男尊女卑の固定観念が植え付けられているのですから・・・。


 たくさんの人がおかしいと思っても変わらないのが日本社会です。日本は自由に発言できる民主的な国だと思ってはいませんか?こんな不適切な発言をした人がまだリーダーでいられる国なのに。

この国を変えてくれるのは、新しい価値観を持った若い人たちであってほしいと思います。



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