テレビ・ビデオの弊害

 昨日のブログを書きながら、30年ほど前、保育士になりたての頃に書いていた保育日誌を思い出しました。

 午前と午後の欄に分かれて活動内容を書くようになっていたのですが、毎日朝と夕方、「テレビ視聴」と書いていました。保育士になる前は幼稚園で働いていたので、とても違和感を感じましたが、慣れは怖いもので、だんだん罪悪感はなくなっていきました。

 当時、長時間子ども達を預かる保育園が、テレビにお守りをさせていたとしても、そんなに批判されることはなかったように思います。保母(平成15年まではそう呼ばれていました)は、子どものお守りをする仕事だと思われていたのです。


 現在、幼稚園教育要領と保育所保育指針の保育の内容は全く同じなので、保育園に教育がないなんて言う人はいませんが、その当時は、毎日預かってくれるだけでありがたいと思われていたのでしょう。


 お休みの日、お子さんにテレビやビデオを見せていますか?一日中子どもの相手をするのは大変なので、時間を決め、目的を持ってテレビやビデオを見せるのもいいかもしれません。でも、時間をやり過ごすためだったり、お子さんの要求のまま長時間見せ続けるのはやっぱり良くないと思います。


 テレビやビデオは習慣化すると、抜け出すのが困難になります。大きくなるにしたがって、習慣は身についてしまいます。「テレビを消しなさい!」と叱っても、受け入れてくれなくなった時にはもう遅いのです。身の回りには、楽しいこと、おもしろいことがこんなにたくさんあるのに、テレビやビデオに時間を費やすのはもったいないですよね。


 学校では、今でも教育ビデオを見ているのでしょうか?私も授業で時々ビデオを見せることがあるのですが、ビデオを見るために暗くすると、眠たくなる学生がたくさんいます。学習内容に沿ったビデオなのに、ぼーっと見ているだけで、思考しながら見ている学生は少ないように感じます。テレビやビデオは問いかけたり、反応を待ったりしないので、考えなくても見れるからでしょうか。


 年末年始、テレビやビデオを見ながらのんびり過ごしたいという気持ちになると思いますが、お子さんと一緒にいられる時間はそんなに長くはありません。テレビやビデオを消して、大人も子どもも楽しめることを探してみませんか?

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