トイレトレーニング

 全国私立保育所連盟が発行している月刊誌『保育通信』に3回に亘って、「おむつに頼りすぎない保育」というタイトルで、おむつなし育児研究所所長の和田智代氏が執筆されている記事を読んで、改めてトイレトレーニングについて考えさせられました。


 なぜ子どもはおむつをしているのか?それはもちろん大人のためです。和田先生が書かれているように、大人の居住空間や生活している場で子どもがおしっこをすると困るからです。困るので、赤ちゃん(子ども)にオムツをしてもらっているのです。


 今から気温が上がり、オムツの中が蒸し風呂状態になっても、赤ちゃん(子ども達)は、私たちの気持ちよい空間を守るためにオムツをしてくれます。「おむつがいやだ~!」と言えるようになるまでに、すっかりオムツの生活に慣らされてしまうのですね。

           

 最近は、年少組になってもオムツをしているのは珍しいことではなくなりました。いつかオムツははずれるから・・・、大人になってオムツをしている人はいないから大丈夫・・・というような話もよく聞きます。トイレトレーニングがうまく進まずに悩んでいる保護者の方を励ましたい気持ちはわかりますが、だからと言って、トイレトレーニングは遅くなっても大丈夫というわけではありません。やっぱり排泄が自立すると、子どもの行動や意識は変わります。発達は少しずつ自由になることだと言われることもありますが、オムツから自由になった子は生き生きします。


 膀胱におしっこが溜まる感覚がわかる、溜まったことを脳に伝え、脳が排尿するよう指令を出せるようになるという身体機能の発達が整わなければトイレトレーニングをしても意味がないと思われるかもしれませんが、その機能が整ったと判断するのは大人です。整っているのに、トレーニングをしなければ、機能を使うことができず、かえって自立を遅らせ、オムツの中でしか排尿・排便できないということも起きてしまいます。


 子どもが気持ちよい生活ができるように、1歳半くらいになったら、オマルに座ったり、オムツを外して過ごすなどトイレトレーニングを始めるのは必要なことだと思います。お子さんのために、この夏トイレトレーニングを始めてみませんか?




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