ブラックボックス

 久しぶりに、病気のため退職されたW先生が来てくれました。現在は、近くの保育園で短時間で働いてあるそうです。元気でした。顔色も良く、笑顔がいっぱいの姿を見てホッとしました。また保育園の仕事に就いてくれているのも嬉しかったです。


 W先生は、開園した時に1歳児の子ども達を担当してくれました。その子たちももうすぐ年中組になります。「忘れられているかと思ってたけど、覚えていてくれて嬉しかった」と話されていました。子ども達の成長に驚かれたようです。あの頃は、言葉も片言で、泣いていることが多かった子ども達が、しっかりした話し方で、生き生きと友達と力を合わせて遊べるようになっているのですから、やっぱり子どもの力はすごいですね。


 自分が働いている園で、りんごの花保育園の『いいところどり』をしたいと話されていました。そう言ってもらえて嬉しいです。保育園、幼稚園はいまだにブラックボックスと言われます。たとえ隣の園であっても、どんな保育が行われているかわかりません。ホームページを見ても、保育の内容がわかりにくいなと思います(自園もそうですが)。


 実際に子ども達の姿を見たり、保育者の言葉を聞いたりすると、保育目標を達成するためにどんなことを大事にして活動しているのか、保育者が配慮していることはなにかなどがわかるのでしょうが・・・。


 保育園・幼稚園は、それぞれ自分の保育にプライドを持っていると思うのですが、それを第三者に公開しなければ独善的になってしまう懸念もあります。保育の質を高めたいと思うのであれば、もっと自園の保育を公開して、評価を受けなくてはと思います。


 特に、1法人1施設の保育園は公開保育をすることがないので、閉鎖的になりがちです。W先生がりんごの花保育園のいいところを自分が働いている園で活かしたいと言ってくれたように、昨日M先生が他の園を見学に行って勉強したいと言ってくれたように、もっと園同士の交流が深まれば、保育の質を向上させるチャンスが増えるはずです。


 これからの保育園・幼稚園がブラックボックスのままでいいはずはありません。全ての子ども達が質の高い保育を受けられるように、自園の保育を公開し、他の園との交流を深められるようになればと願います。

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