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マスクへの思い

 りんごの花保育園でも、明日からマスクをするのは自己判断にしました。食事の提供と援助の時はマスクを着用するようにお願いしていますが、それ以外は先生たちの判断に任せたいと思います。私はマスクを外したいのですが、コロナウイルスよりも人の目が怖くてなかなか踏み切れません。でも、街中ですれ違う人もマスクを外している人が増えて来たので、もうそろそろ…と思っています。


 高齢の方や基礎疾患を持っている方に対しては十分な配慮が必要ですが、子ども達の言葉や食事の発達のためには、マスクがリスクになっています。言葉の発達が遅かったり、食事をしっかり噛まない子もいるので、早くマスクがなくなればいいと思っています。


 今週土曜日は卒園式なので、国からの通知に従い、子ども達と私たちはマスクを外して式に臨む予定です。マスクを外す抵抗感はありますが、何年か経ったとき、「いつも通りの卒園式でよかったね」と言えることを願いながら・・・。


 最近はコロナウイルスの感染者数が激減したためか、ほとんどニュースに取り上げられることがなくなりました。この3年間、たくさんの人が苦しみ、悲しみを味わったことを忘れずに、正確なデータから検証して公開してほしいと切に願います。スペイン風邪の大流行から100年経ったとき、不意にこんな大きな災難に見舞われ、全世界が翻弄され、冷静な対応ができなかったのではないでしょうか。


 また100年後にきっと訪れる感染症に備え、未来の人が同じように苦しんだり、悲しむことがないよう、感染症を克服する術を次世代に伝えてほしいと思います。できれば、マスク・消毒・換気がどの程度有効だったのかも知りたいです。ワクチンや感染症にかかったことで得た免疫でこの大災害を乗り越えることができたのかについても、今後の研究成果を待ちたいと思います。


 

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