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リハーサル

 運動会のリハーサルを行いました。曇り空で、暑くもなく寒くもなくちょうどいい気候の下で気持ちよくリハーサルをすることができました。子ども達は、完璧とか完成というのではないのですが、「運動会が楽しみ、おうちの人に見てもらって喜んでほしい」という気持ちでいっぱいにリハーサルに取り組んでいました。


 3歳児のGくんは、リハーサルという意味がよくわからずに、生き物のように思っていて「リハーサルをやっつける!」と言っていたそうです。その言葉の通り、全力でがんばっていました。3歳児はそこにいるだけで〇です。名前を呼ばれて返事をしたり、跳び箱に乗ったり、鉄棒にぶら下がったりするだけで◎です。そう思っていたのですが、かけっこでは一人一人最後まで前に出ることを諦めずに走りきっていました。成長しました。


 リハーサルなので、競技が終えた子ども達が小さいクラスから保育園に戻れるようにプログラムの順番を変えて行いました。閉会式の後に、4歳児に「組体操する?」と訊くと、女の子は全員「する!」に手を挙げ、男の子は「しない!」に手を挙げました。かなり時間も経って集中力もなくなってきたので、多数決通り、組体操は来週に延期しました。


 2歳児も子ども達のダンスが終わった後、「お兄ちゃんたちの運動会の練習を見る?公園で遊ぶ?」と訊くと、Mくんが最初に「公園で遊ぶ」と小さな声で言い、それを聞いた他の子ども達も次々に小さな声で「公園で遊ぶ」と言ったそうです。子ども達の希望通り公園で遊んだそうですが、小さな声で言ったということは、運動会を見た方がいいと思うけど、公園で遊びたいという気持ちの方が強かったのでしょうね。子ども達が自分の意見を言えるのはとても大事です。自分の意見を言って、それを尊重してもらえたという経験をすることもとても大事なことだと思います。


 5歳児は、もう何も言うことはありません。自分がやるべきことを意識して、意思を持って取り組んでいました。完璧にできるわけではありませんが、もうこれで十分です。リレーは大接戦で、1歳児の時にテーブルに並んで座って給食を食べていたMちゃんとYくんが競いながら走っている姿を見たら、胸が詰まりました。大きくなりました。そう思っていたら、他の先生も同じようなことを話していました。運動会は子どもたちの成長を感じる場です。子ども達が自分に自信を持ち、次のステップを踏むための準備をする場です。私たちはそんな子どもたちをただただ応援するだけです。


 

 

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