世界が変わる日

 今朝、起きて来たばかりの4歳児の孫が、「昨日の夜、Aちゃん(先月生まれたばかりの弟です)を冷蔵庫に入れようとした夢を見たよ。」と無邪気に話す言葉にギクリ。潜在意識が夢に表れたのでしょうか。「それでどうしたの?」とドキドキしながら尋ねると、「ママに『ダメ』って言われたから、やめたよ。」やっぱり潜在意識の表れです。


 小さいのにいろいろ抱えているんだなぁと思うと可哀想になりました。生まれて5年間、母親をはじめたくさんの人からの愛情を独り占めにしていたのに、赤ちゃんが産まれた途端、世界が変わったのですから。


 きょうだいが生まれて赤ちゃん返りしたり、癇癪を起こしたり、ひねくれたりする話をよく聞きますが、子どもの立場になれば当然です。何も悪いことしていないのに、大人の扱いがこれまでと変わってしまうのですから。


 5歳になってお姉ちゃんになった孫も、わざと意地悪を言ったり、「赤ちゃんばかり可愛がって・・・」と反抗的な態度をとって母親に叱られてばかりいます。私も、余裕がない母親の代わりにしっかり可愛がらなくてはと思いながら、生意気なことを言う孫に振り回されています。まだまだ修行が足りません。


 赤ちゃんが生まれた途端、世界が一変して、混乱し、言葉でうまく説明できなくて、怒ったり、泣いたり、癇癪を起こすのは仕方がないことで、一時的なことです。もう一度赤ちゃんに戻って、周りの大人の愛情を取り戻そうとする必死な気持ちも理解できます。


 それでも、赤ちゃんのことを可愛がり、オムツを替えたり、ミルクを飲ませたり、絵本を読んであげたりしている孫は頑張っていると思います。なぜか赤ちゃんに話しかける時は、誰よりも赤ちゃん言葉になっているのが笑えます。心の中では嵐が吹き荒れているのでしょうが、きょうだいがいる誰もが通る道なのでしょうね。


 赤ちゃんの誕生は、周りの生活を大きく変えます。子どもだけでなく、父親も母親も(そして祖父母も)、それぞれが赤ちゃんを通して自分の生活や立ち位置を再考するのでしょう。私も久々に新生児と関わって、新しい発見をしているところです。

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