世界の子育て

 M先生から、NHKラジオの「ラジオ深夜便」で、『海外の子育て事情』と題して、東京大学名誉教授・日本保育学会会長の汐見稔幸先生がお話しされると聞いて早速聞いてみました。


 外国で子育てをしている人や、日本で子育てをしている外国人の方が、ご自分の子育てについてコメントを寄せ、それに汐見先生が応えるという放送でしたが、いつもの研修会と違った多様性が感じられておもしろかったです。


 アメリカには、哺乳瓶にコーラを入れて飲ませている人がいるという話には驚きましたが、韓国では離乳食からキムチを食べさせるということを聞いたこともあるので、子育ては本当に国によって違うことを実感しました。


 日本は偏食をしないように、いろいろなものを順番に食べさせようとしますが、アメリカは食べることが好きになるように、好きなものをたくさん食べさせる文化があるそうです。


 食事一つをとっても、これだけ国が違えば考えや方法が違うのですから、子育てに正解はないのは当たり前で、だからこそ悩みが尽きないのでしょう。


 お話しは幼児教育・学校教育にも及びました。アメリカでは、子どもは教育を受ける権利があるが、学校に行く義務はないという考えが広まっていて、お母さんたちが資格を取って家庭で教える教育も増えているそうです。


 汐見先生が最近関心を寄せて視察されているのは、ドイツやフランスのフレーベルスクールで、子どもが主体性をもってカリキュラムを作り、自分で調べたり、年齢が違う子どもたちが互いに教え合ったりしている教育だそうです。


 子どもに任せると勝手なことをするのではないかと思われるかもしれませんが、自分で選んだものなので、真剣に取り組むというお話を聞いて、日本でも、様々なところで『子どもの主体性を尊重した教育』が始まっているので、社会的関心が高まり、もっとそのような教育が広まってほしいと思いました。


 りんごの花保育園も子どもたちの主体性を大切にした保育を行っています。開園して3年間、子どもの主体性を尊重するには、どんな活動を準備し、保育者はどう関わればいいのかについて、先生たちと話し合いながら進めてきました。


 年少児の時に入園した子どもたちが、3年間主体性を尊重した保育を受けて3月に卒園します。小学校教育で違和感を感じたり、戸惑うこともあるかもしれませんが、日々子どもたちが自分で考え、友達と相談しながら活動する中で培ってきた力は、きっとどんな困難も乗り越えられると思います。





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