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保育所等訪問支援事業

 昨日、西区の園長会で「児童発達支援事業所に行っている子がいますが、療育機関からの情報が不充分なのでどうにかしてほしい」という意見が他の区から出たという話を聞きました。


 保育園(幼稚園)にそう思われているんじゃないかな〜と思っていたところなので、やっぱり・・・。児童発達支援事業所に直接送迎される保護者の方とはお話ができるのですが、保育園や幼稚園に送迎していても、ほとんど先生方と話ができないのが現状です。


 保育園・幼稚園への送迎が何ヶ所かあると、かなり時間がかかります。スタッフも送迎に2人必要なので、午前と午後のプログラムの終了後は急いで事業所に戻らなくてはいけません。療育での様子を知りたい、関わり方についてアドバイスがほしいと保育園・幼稚園の先生が思われるのはよくわかります。でも、時間が足りないのです。


 福岡市の児童発達支援事業所は、毎月1回定例会があるのですが、その場で保育園・幼稚園の先生たちと連携が取れないと相談したことがあります。福岡市の担当者の方には、「保育所訪問支援事業を活用してください。保育園・幼稚園としっかり連携ができますよ」とアドバイスを頂きました。


 保育所等訪問支援事業は、対象のお子さんの保護者の方が契約をされる事業です。保護者の方の依頼があれば、事業所の訪問支援員が月2回まで在籍の保育園・幼稚園を訪問し、対象のお子さんを直接支援したり、かかわり方について担任の先生にアドバイスをして情報交換をすることができます。


 児童発達支援事業所では落ち着いて過ごしていても、大きな集団に行くとそうではないお子さんもいます。児童発達支援事業には、発達が順調ではないお子さんが通常の保育園や幼稚園にスムーズに移行できるよう支援することが求められています。だからこそ、保育園や幼稚園の先生方と連携を取ることはとても大事です。


 保育所等訪問支援はまだまだ広く認知されていない事業ですが、今後は多くのお子さんたちに利用してほしいと思います。関わり方や環境づくりなどを伝えることで、いつもの場所が過ごしやすくなります。児童発達支援事業所りんごの花では、現在3名のお子さんが利用していますが、これからもっと増えると思います。まずは地元の園長先生方に保育所等訪問支援事業の良さをアピールしていこうと思います。

 
 
 

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