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保育者の存在意義

昨日のブログで、子どもは大人の言葉に敏感と書きましたが、私たちの日常の言葉すべてが子どもたちに影響を与えます。無意識に使ってしまう言葉もあるので、もっと気をつけないといけないと思うことが度々あります。


私たち大人が感じたり、言葉にしたりするものにはこれまでの経験から得た(失った?)価値観が現れているのですね。そう考えると、子どもの前に立つことはとても怖いです。


 先週木曜日、久しぶりに職員勉強会を行いました。コロナウイルス感染が怖くて、ずっと中止にしていたのですが、新しい先生を2人迎えて、りんごの花保育園で大事にすることを再度共通理解したいという思いと、先日の広島市認可保育園で起きた5歳児が亡くなった事故について話し合わなければと思いました。


 4月とは思えないくらい、静かで順調なスタートを切りましたが、それは経験値が高い先生たちが前もって準備してくれたことや、先生同士のチームワークの良さのおかげだということが職員勉強会での発言から改めてわかりました。


 4月は新入園児の子どもたちが不安で泣いてしまうのは当然ですが、それで先生たちが慌てたり、落ち着かなかったりすると、さらに事態は悪い方へ行ってしまいます。ベテランのS先生が話してくれたように、私たち保育士が環境の一つとして、落ち着いて子どもたちにしっかりかかわることがとても大事です。


 未満児クラスは、例年以上に、先生たちが座ることを意識しているそうです。子どもたちは大人が歩き回ったり、立ったりすると不安になります。座って子どもの目線にいることは子ども達に安心感を与えます。困ったとき、不安な時、先生たちと目が合うだけでも安心できますからね。


 保育中は、しなくてはいけないことがたくさんあるので、つい動いてしまいますが、座って、子どもたちのそばにいることはとても大事です。それができているので、こんなに子どもたちが安心して過ごしているのだと思います。


 保育士も環境の一つです。それもとても重要な・・・。できるだけ、先生たちが穏やかに子どもたちのそばにいられるような体制をつくっていきたいと思います。

 


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