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児童発達支援事業所の公募

 児童発達支援事業所の公募の締切が迫って来ました。昨日のブログに書いたように、発達が順調ではないお子さんは増えているように感じます。様々な研修会では、以前に比べてその人数は増えていないと言われますが、現場の感覚は違います。他の園長先生方も口を揃えて言われるので、私達の方が正しく捉えているのかもしれません?


 初めての子育てはわからないことばかりです。その上に発達が順調でなければ、お母さんはご自分を責めたり、お子さんを叱りつけるしかないでしょう。昨日のQくんのお母さんのように、「大丈夫?」と声を掛けてくれる人はほとんどいないですね。私もその場面にいたら、見て見ぬふりをすると思います。Qくんのお母さんは、以前からすごい(素敵な)お母さんだと思っていたのですが、想像以上でした。


 公共の場で、子どもが騒いでいると、大抵の人は、保護者のしつけが悪いと冷たい目で見てしまいます。『子連れお断り』なんて公然と掲示しているお店もあります。そんな冷たい目や掲示がどれだけ子育てをしている人を傷つけているか想像したことはあるのでしょうか?そんな目で見られていると感じたら、さらに叱りつけるしかなくなってしまいます。


 精神科医で、信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長である本田秀夫先生は、発達が順調ではないお子さんの子育てをする時に大事なのは『お母さんにアクセルを踏ませないことだ』と言われています。他のお子さんと同じようにしなくてはと叱りつけてしまっては、お子さんを傷つけ、発達を阻害してしまうということだと思います。お子さんの特性を理解して、その子に合った関わり方や環境をつくり、その子らしく育っていくことが楽しみになるような子育て支援が求められています。その現場に携わることができるように、児童発達支援事業所の公募に選定されるよう頑張ります。

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