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児童発達支援事業所

 児童発達支援事業所りんごの花では、水曜日・木曜日は10人のお子さんの一日プログラムで、一人ひとりのお子さんに合わせた支援をしています。給食はりんごの花保育園の調理室で作ったものを提供しています。


 月曜日・火曜日・金曜日は午前と午後、5人ずつの2時間半のプログラムです。一日利用に比べると短いですが、保育園・幼稚園の行事等を休みたくないと思われる保護者の方は、2時間半の利用を希望されるようです。保育園や幼稚園には様々な行事があるので、それを経験させたいという気持ちはよくわかります。短いからこそ、集中して取り組むことができる良さもありますね。


 水曜日・木曜日は一日なので、朝の会から帰りの会まで、子ども同士関わり合って遊んでいます。先生たちとの関わりも密なので、一人ひとりのお子さんのことがよくわかります。


 給食も同じものを食べるので、友達を意識して食べるのがいいところだと思います。児童発達支援事業所を利用しているお子さんの中には、白米しか食べないお子さんや副食に全く手をつけないお子さんもいます。味覚や臭覚などの過敏さやこだわりの強さがあるお子さんが多いので、克服するには時間がかかります。


 先日も契約(児童発達支援事業所を利用するときには契約が必要)をした時に、「白米しか食べない」「外食もできない」と食に関する悩みを話されたお母さんがいらっしゃいました。一日2回、3回食卓を囲むのに、作っても食べてくれないのはお母さん(お父さん)にとっては辛いですね。外食に行っても、食べるものがなければ座ることも難しいでしょう。食べることに幸せを感じている人が大多数の中で、食べ物に興味がないお子さんを見るのは悲しいと思います。


 児童発達支援事業所りんごの花で給食を食べてもらう理由の一つに、食べられるものを増やしたいという願いがあります。他の子が食べている姿を見て、食べてみようかなと思った時を見逃さないようにしたいと思っています。少しでも自分から口に入れた時を見逃さずに、しっかり褒めたいと思っています。保育園や幼稚園の大きな集団の中では見逃してしまう瞬間を捉えられるのは児童発達支援事業所だからです。


 ほんの小さな変化でも、見逃さなければ、次の意欲が出てきます。焦らず長い目で見守ることが必要です。小さな変化を積み重ねることで確実な変化に繋げていきたいと思っています。



 
 
 

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