初めての避難訓練

　今年度初めての避難訓練を行いました。園舎に鳴り響く非常ベルの音が怖いお子さんもいると思ったので、りんご組（3・4・5歳児)は、避難訓練をなぜ行うのか、避難訓練の時は非常ベルが鳴ることを避難訓練前の朝の会で伝えてもらいました。

　急に大きな音がするのはイヤですよね？何が起こっているのかわからなかったり、予想外のことが起こるのはイヤですよね？初めてのことでも、前もって何が起こるのかわかっていれば対応できることもあります。見通しが持てると、安心感に繋がります。

　神経発達症のお子さんは、いつもの流れであればいつも通り過ごせるのですが、予想外のことが起きるとひどく怯えたり、怒ったり、不安定になってしまうことがあります。先のことを想像する力が弱いので、そうなってしまうのは当然ですね。でも、大人でも予想外のことが起こると不安になったり、落ち着かない気分になりますね。子どもはなおさらです。避難訓練は、緊急事態に備えて行うものなので、前もって知らせておくことがいいかどうかは迷いますが、配慮は必要だと思います。

　初めての避難訓練は、みんな落ち着いて避難して、先生のお話をしっかり聞くことができて、初めてとは思えませんでした。今後の避難訓練も計画通りに行って、命の大切さや年齢に応じて自分の命を自分で守るためにどうすればいいかを伝えていきたいと思います。