卒園式はありがとうの日
卒園式本番。朝からりんごの花保育園は、春のお花のいい匂いに囲まれていました。嬉しそうに登園してくる卒園児の子どもたち、張り切っている在園児代表の4歳児の子どもたち。特別な雰囲気が漂って、ワクワクした気持ちになりました。
今年は絶対に1番に泣かない!と決意していたのに、目をキラキラさせて、誇らし気に座っている卒園児の顔を見た瞬間、もうダメでした。私の決意なんてあっという間に崩れてしまいました。卒園証書を渡す大事な役割なのに、本当にすみません。子どもたちの入園当時の顔、一緒に過ごしたたくさんの時間が走馬灯のように浮かんで来て、涙が溢れました。
開園当初、1歳児で入園した子どもたち。なんでこんなに泣くの?と何度思ったことでしょう。みんなよく泣きました。開園したばかりで、みんなが新入園児。私たちも、うまくいかないことばかりで、きっと焦ったり、苛立ったりしていたのかもしれません。子どもたちは大人の感情に敏感ですからね。子どもたちと一緒にりんごの花保育園も成長することができました。ありがとう。
Aくんのお母さんの謝辞の中でのエピソードが心に残りました。ある朝、Aくんが「ママ、今日はすごくいい夢を見たんだ」「どんな夢?」「保育園のテラスで、お友達と遊んだ夢。楽しかったぁ」と話してくれたそうです。保育園のテラスで遊んだことがとても楽しくていい夢だった・・・そんな日常の一コマがAくんにとって嬉しくて楽しいことと聞いて、りんごの花保育園に転園してよかったと思ってくださったそうです。
お母さんのAくんに対する深い愛情と、そんな大事なお子さんをお預かりしている重みを感じました。わが子が楽しい日々を過ごしていることがどんなに保護者の方の安心感に繋がるのか・・・明日もまた行きたい保育園であるよう、これからも頑張らなくてはと思います。
今年の卒園児の目標「おうちの人が嬉しくて、泣いてしまう卒園式」は、子どもたちからの言葉やお花、感謝状で見事に達成することができました。子どもたちの間では、誰が一番泣いたかで盛り上がったそうです。もちろん、私も担任のY先生もT先生の名前も挙がりましたが、お母さんの名前も出ていたそうです。でも・・・何人かの子どもたちが泣いていたのはヒミツです。
たくさんのお祝いのお花をいただきました。子どもたちとりんごの花保育園がどんなにたくさんの方に温かく見守られているか改めて感じました。卒園おめでとうございます。こんなに温かい卒園式になったことに心から感謝します。
Comments