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命を守るために

 1週間前、祖母が孫を保育園に預けるのを忘れて、2歳男児が9時間半も車の中に放置されて熱中症で亡くなるというとても痛ましい事件がありました。祖母は逮捕されたということですが、大事な孫の命が自分の不注意で亡くなったのは、悔やんでも悔やみきれないでしょう。


 亡くなったのは第1子の男の子で、もうすぐお母さんが第2子を出産予定だったので、おばあちゃんに送迎を頼んでいたそうです。ご家族の悲しみや心労はいかばかりでしょう。大事な孫のことを忘れてしまうなんてと思いますが、人間は他のことに気を取られると、そんなことが起きてしまいます。本当に心が痛いです。


 昨年もお父さんが3番目のお子さんを保育園に送るのを忘れて、熱中症で亡くなった事件がありました。あの時も、保育園は確認の電話をしなかったと責任を問われました。あれ以来、保育園では連絡がなく登園していない時は確認の電話をするように指導されています。


 今回の保育園も連絡なしで登園していない時は、9時半に連絡をするルールになっていたそうですが、担任の保育士は「家族と一緒にいる」と思い込んで連絡をしなかったそうです。事故が起きたのは土曜日。通常より登園する子が少なく、保育士の人数も少なかったのではないかと思います。お母さんが妊娠中であれば、お母さんとおうちでゆっくり過ごしているのだろうと思ったのかもしれません。


 りんごの花保育園でも、9時40分ごろ体操が終わって、10時前に担任の先生から「〇〇ちゃんが連絡がなく来ていません。」という内線がかかってきます。毎日2人か3人のご家庭に連絡をして、確認を取っていますが、電話がなかなか繋がらないこともあります。やっと繋がったと思ったら、寝起きの声だということもあり、気まずい気持ちになります。保育園の保護者の方の中には、夜仕事をしている方もいらっしゃると思います。朝の電話は迷惑だろうなと思いながら掛けなくてはいけません。


 以前、西区の園長会で、「登園確認の電話がつながらない時は、つながるまでかけなくてはいけませんか?」と質問したところ、「1回でいいと思う」という回答が返って来ました。その辺のルールも曖昧です。担任の先生が電話をすると、その間他の子ども達に目が届かなくなってしまうので、りんごの花保育園では、私か主任がかけることにしています。


 大きい園ならば事務の職員がいるかもしれませんが、そんな余裕がない園も多いと思います。大事な子どもの命が失われたのですから、同じことが起きないように、どの園にも事務の職員を置けるようにしてほしいです。ますます保育園の責任が重たくなっていますが、大事な命を守るためにできることをしなくてはと思っています。


 


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