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困った行動

令和4年度文部科学省の第3回調査によると、「知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示す児童生徒の割合」は8.8%になったそうです。35人クラスであれば、3人程度いることになります。


 保育園でも、年々特別なサポートが必要なお子さんが増えていると感じています。小さければ小さいほど言葉で表現できないので、抱えているものが大きいのではないかとも思います。


 保育園は子どもたちの集団なので、声や騒音も大きく、刺激も強くなります。それが辛いと感じても、言葉で表現できずに困っているお子さんがいるかもしれません。


 現在、様々な場所で発達に課題を抱えるお子さんの対応について考えている方々がいて、エビデンスが積み重ねられています。発達が気になるお子さんの困った行動(大声を上げる、手を出す、ものを投げる、部屋から飛び出すなど)は、その子自身の問題だと思ってはいないでしょうか?私はそう思っていました。

 

 でも、個人の問題にしてしまっては、何も解決しません。困った行動は、個人の特性に環境の要因が掛け合わされて起こると考えると、環境をどう変えれば困った行動が起きないかという発想の転換ができます。


 困った行動が起きた時、周りにいる大人は慌てたり、どうしようと悩みますが、なぜ困った行動が起きてしまったのか、行動が起きる前の環境を変えることはできないだろうかと考えることが重要だそうです。


 子どもは誰かを困らせようと思っているわけではありません。そうしなくては抑えられない葛藤があることを理解し、困った行動が起きないような環境をつくる、困った行動が起きてしまいそうと思われる時はできるだけ早く介入することが大事だと思います。


 理屈ではわかっても、私たち大人は子どもの困った行動に振り回されてしまいますね。その場限りの対応にならないように、子どもの心や行動に寄り添うだけでなく、分析して、少しずつ困った行動がなくなって、どの子も安心して過ごせるようにしなくてはと思います。

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