外国籍の方の支援

 九大の学生さんが、卒論のために取材に来られました。外国籍の子ども達とその保護者の方を支援するためにアプリ等の開発を考えているということでした。


 西区は九大学園都市があるので、外国籍の方を受け入れている園が多いと思います。りんごの花保育園でも中国籍のお子さんが入園され、昨年卒園しました。言語の壁は高く、入園後様々な苦労をされていることを目の当たりにしてきましたが、適切な支援ができないもどかしさを感じました。


 2年前中国籍のお子さんを受け入れた時、お子さんだけでなく、保護者の方とも言葉が通じず、コミュニケーショを取るために、お互いに苦労しました。その時の突破口は、4歳児のお子さんでした。最初は全く言葉がわからなかったのに、4ヶ月くらい経つと、理解できるようになり、その子を通じて保護者の方とコミュニケーションを取るようにまでなりました。子どもの適応能力はすごいです。


 その後、様々な場面でリーダーシップを発揮するまでに成長し、卒園を迎えました。いまだに、子ども達の憧れの存在で、〇〇くんはどうしているかな?と時々名前が出てきます。


 ほとんど知り合いがいない中、途方に暮れる保護者の方を支えたのは、同じ保護者の方々でした。食事会やクリスマス会などを開き、何度となく子どもたちと一緒に集まってあったようです。入学前には、日本語で書かれた手紙について説明したり、相談に乗ったりされていました。今でもラインで繋がっていらっしゃると思います。


 学生さんから、これから増えていく外国籍の人たちを支えるためのアプリを開発したいと聞いたとき、先を見通して行動を起こそうとする姿に頼もしさを感じました。


 外国籍の方の支援は、まだまだ何も進んでいません。その方たちがどんなことに困っていて、何をすればいいのかわからずにいます。入園のしおり、掲示板、日々の手紙・・・すべてが日本語です。きっと困っていらっしゃるのでしょうが、忙しさを言い訳にその声に耳を傾けて来なかったように思います。今日のお話を聞いて、力不足を実感しました。これからできることを探していきます。

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