嬉しかったこと、怒りを覚えたこと
- 智子 大瀧
- Mar 10, 2021
- 2 min read
今日の午後、りんご2組(4歳児)・3組(5歳児)と一緒に、近くのグループホーム『さくらの家』さんに行きました。私たちの訪問を、おばあちゃん達が嬉しそうに出迎えてくれました。私も久しぶりに顔なじみのおばあちゃん達に会えて、とても嬉しく、お元気そうな姿を見てホッとしました。

コロナ対策で、どの高齢者施設も外部からの訪問者を受け入れられず、高齢者の方が孤独を感じたり、そのせいで認知症が進んでいるという話も聞きます。『さくらの家』のおばあちゃん達はお元気そうで、いつものように穏やかに微笑んで、子ども達と一緒に♪ひなまつり♪の歌を歌ってくれました。
りんご3組は、最後の訪問になるのでお礼の意味を込め、りんご2組はこれからよろしくお願いしますというご挨拶の気持ちを込めた訪問でした。子ども達が作ったひな飾りもとても喜んでくださいました。きっとまた玄関に飾ってくださると思います。
温かい日差しが射していたものの、風は冷たく、『さくらの家』の前の桜のつぼみはまだまだ開いてくれないようです。去年、桜の花が満開だったことを覚えている子もいました。今年も、満開の桜の下で、おばあちゃん達と写真が撮れるといいなと思います。
帰り道、振り返ると泣いている子が3人。驚いて訳を聞くと、「こっくりさんが怖い・・・」衝撃的でした。何十年ぶりかに聞いた名詞です。午前中、りんご組に行った時に、ちらっとその名詞を聞いたような気がしたのですが、まさかと思ったので、先生たちに尋ねることもしませんでした。
小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる子から広がっていったのかもしれません(真相はわかりません)。本当に怖いようで、一人でトイレに行けない子もいるそうです。ポロポロ涙を流している姿を見て、憤りを感じました。こんなに小さな子ども達を怖がらせたり、おびえさせるなんて!なんで?
こっくりさん・・・私が小学高学年の時に流行し、その当時も怯えている友達がたくさんいました。私はそんなことは信じないので気にならなかったのですが、その流行には悪意を感じました。
「大丈夫よ。」「そんなものいないよ。」と話したのですが、すっかり怯えている子ども達の心に届くはずはありません。得体がしれないものが怖いのは当たり前です。でも、過敏に反応すると、余計に怖がらせたり、長引かせてしまいそうなので、サラリと流そうと思います。
コロナ禍のせいでしょうか。人の心の弱さや心細さに邪悪なものが踏み込んで来ます。そんなものを吹き飛ばせるように、子ども達の世界を楽しいもの、美しいもの、おもしろいもので溢れさせてあげたいと願います。
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