子どもが子どもの中で生活する意味
7月の後半から大阪で暮らす娘と孫が帰省して、時々りんごの花保育園の一時保育を利用させてもらっています。5歳児の孫は、母親が11月に第2子出産のため帰省した時も一時保育を利用したので、友達もできて楽しそうに通っています。
大阪では幼稚園に通っているのでお昼寝がなく、りんごの花保育園のお昼寝は嫌だと言っていたのに、水遊びで疲れるのでしょう、しっかりお昼寝もしています。訊いたら、「お昼寝は気持ちがいい」と言っているのでゲンキンなものです。
1か月以上の長期の帰省中、他の子ども達と過ごせる機会があるのはとても幸せなことです。りんごの花保育園で友達と一緒に過ごす時間は本当に楽しいようです。
先月は、ドイツから帰省した4歳児の女の子も一時保育を利用してくれたのですが、お母さんが、「ドイツで通っている幼稚園の先生たちが見守っていることが多いのに比べて、日本の先生はいろいろ遊びを提案したり、一緒に遊んでくれるのがいいですね。」と言われていました。
子どもには、同じ年齢の友達と過ごす時間が必要で、とても大事なことをつくづく感じます。孫は保育園に行かない日は、体力がありあまっているようで、部屋のソファの上で何度もジャンプしたり、床に寝そべったりして、母親によく叱られています。
コロナ感染で長く療養されていた保護者の方も、「子ども達の生活リズムが乱れて夜中に起きて遊んだり、きょうだい喧嘩が絶えなかったのが大変だった。」と話されていました。
子ども集団の中で、遊んだり活動する時は、どの子も一生懸命です。どうすれば楽しく過ごせるか考えたり、工夫したりしています。我慢をしなくてはいけないこともたくさんありますが、それも必要な経験です。
子どもは好きなことに充分取り組むことができると、情緒が安定し、さらに好奇心が出てきます。他の子ども達がしていることに興味を持ち、自分もやってみようという気持ちが出て来ます。子どもが子どもの中で過ごす意味はここにあります。
お盆期間中、それぞれのご家庭で充電した子ども達に会うのが楽しみです。また、好奇心いっぱいに新しいことにチャレンジしてくれるでしょう。
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