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子どもにとっての「メディア」

 昨日、筑紫女学園大学の原陽一郎先生に、「子どものメディア環境を考える」というテーマで研修を受けました。10年以上前に何度かご講義を受けたことがあるのですが、その時もテレビやDVDの長時間視聴が子どもに与える影響について警鐘を鳴らされていました。先生のお話に影響を受けて『ノーテレビデー』に取り組んだことを思い出します。


 現在ではテレビ、DVDよりももっと簡単に、いつでも見れるタブレットや携帯が小さな子どもたちの生活に入り込んでいます。あまりにも急激に子どもたちの世界に入り込んでしまったので、それが子ども達に及ぼす負の影響がとても気になります。


 先日、朝の報道番組で、子どもたちの視力が急激に落ちていて、視力が1.0に満たない小学生は37.9%、中学生は61.2%、高校生で71.6%になり、10年前に比べて7ポイント上昇したそうです。長時間スクリーンを見続けている影響が考えられそうです。これからの子ども達がさらに視力が落ちてしまうのは嫌ですね。それだけ考えても、長時間のメディア視聴は避けてほしいと思います。


 WHO(世界保健機構)は、1歳から3歳未満の子どもについて、あらゆる強度の様々な種類の身体活動を一日3時間すること(多ければ多いほどいい)、2歳まではスクリーンタイム(テレビやビデオを見ること)を勧めない、2歳以上のスクリーンタイムは1時間以内にする(少なければ少ない方がいい)と提言しています。一度に1時間以上の拘束(ベビーカー、おんぶなど)をしたり、長時間座らせたりしないでほしいとも提言しています。


 2019年のWHOの総会で「ゲーム障害」が病気として認定されたそうです。オンラインゲームしか医学的エビデンスは証明できていないそうですが、これだけ早い時期から子どもがメディアに晒されるのは人類にとって未知の世界です。誰も確たることは言えませんが、感覚が鋭く、経験が少ない子ども達が強い光や音など刺激が強い世界に長時間いるのはとても怖いように感じます。


 原先生は、メディア依存にならないために、乳幼児期にメディア以外の楽しい遊びを経験することが大事だと言われていました。成長するにつれてメディアから逃れることは難しくなります。乳幼児期に身体を動かすと楽しいという体験や、絵本の世界で心を動かす経験をたくさんさせてあげてほしいと強く思いました。





 

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