子どもに読んであげたい絵本
子どもたちは絵本が大好きです。0歳児から5歳児までみんなそれぞれに「読んで」と絵本を持って来てページを開き始めます。何度も何度も読む本もあれば、途中で「もういい」と言ってページを閉じてしまうこともあります。何年経っても人気の絵本は変わりません。もちろん、新しくても子どもたちが夢中になる絵本もあります。
意外にも、子どもたちは図鑑が大好きです。小さい子どもたちは、次から次にページをめくっては絵や写真を楽しんでいます。大きさ比べだったり、小さなものが拡大されて載っていると、「お~っ!」と思わず子どもたちから歓声が上がることもあります。
昨年、保護者会の役員さんが、図鑑がボロボロになっているからと新しい図鑑を買ってくださったのですが、みんなよく見ているのでまたボロボロになってきています。新しい図鑑を購入しなくちゃと思っているところです。
昔話の絵本が少しずつ現代風にアレンジされていることに気づかれている方も多いと思います。『3びきのこぶた』は、オオカミが煙突を覗いた時にバランスを崩してぐつぐつ煮えたお湯に落ちて死んでしまうのですが、現代風ではオオカミがこぶたたちに謝ってみんな仲良しになりました・・・というお話になっていたりします。
昔話はかなり残酷な話も多いです。シンデレラのお姉さんたちがガラスの靴を履くためにかかとを切り落とすとか、とても子どもたちには話せないような原文です。
日本の昔話も『カチカチ山』や『花咲かじいさん』『舌切り雀』など、残酷で怖い話が多いですね。昔は囲炉裏端で、子どもたちに語って聞かせたということですから、余計に聞いている子どもは怖かったでしょう。悪いことをすると、こんな怖い目に会うという教訓が入っていたのでしょうね。
いろいろな絵本がありますが、読み終えた後に幸福感を感じるような絵本を読んであげたいと思います。教訓は得てして後味が悪いものが多いような気がします。子どもたちには、読んだ後に心が温かくなるような、楽しくなるような、夢が膨らむようなそんな絵本をたくさん読んであげたいと思います。
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