子どものちから
- 智子 大瀧
- Nov 24, 2020
- 2 min read
5日ぶりの保育園、子ども達を見るとホッとします。やっと日常に帰って来たと思いました。辛いこと、悲しいことは時間が解決してくれます。そこに子ども達がいてくれるとなおさらです。
事務所に入って来た3歳児のAくんが、「園長先生、明日、ここに誰もいなかったよ。」とちょっと口をとがらせて言いました。「明日?」「そう、明日、ここに誰もいなかった・・・。」いつも私が事務所にいるのが当たり前で、いなかったのを少し寂しがってくれたのかもしれないと思うと嬉しくなりました。「もうずっとここにいるよ。」と言うと、嬉しそうに笑ってくれました。ここは、私のいる場所なんですね。
子どもの力はすごいです。お葬式の日、4歳の孫がこんなことを言ってくれました。妹の家で洗濯物を干していたのですが、悲しさと疲れでひどい顔をしていたのだと思います。
「おばあちゃま(私のことです)、お洗濯干すの手伝ってあげるから、ちょっと抱っこして。」「今日は疲れているから、抱っこできないみたい・・・。」「大丈夫よ。抱っこして。」抱っこしたものの、力が入らず洗濯物まで持ち上げることができません。
「ごめんね。今日は疲れてもう力が出ない。これ以上高くはできないよ。」「おばあちゃま、心配し過ぎだよ。Sちゃん(妹のことです)のことばかり考えてないで、少しは自分のことを考えてよ。」と言われました。
生まれてたった4年で、自分と同じように人にも心があることがわかり、その気持ちを読み取ろうとするのです。すごいですね。どんな時も子ども達は力を与えてくれます。子ども達に力をもらって少しずつ元気になれそうな気がしています。
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