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子どもの前にいるということ

 りんごの花保育園では、毎月園だよりを発行しています。他のクラスの様子を知ってもらうために、そしてお子さんの先の姿に期待を持ってもらうために、全クラスのお便りを載せています。かわいい子ども達の写真もたくさん載っているので、保護者の方も子ども達も楽しみにしてくれているようです。

先生達のそれぞれの情報の発信の仕方が違っていて、それがまた面白いなと思います。


 昨日、5月の園だよりを発行したのですが、その中の子どものつぶやきをご紹介します。


 りんご組(3・4・5歳児)で朝の会が始まる前のことです。4歳児のYくんが、「Yくんね、ずっとF先生のこと見てるよ」と言われ、F先生は胸がキュンキュンしたそうです。


 F先生がキュンキュンした気持ちがよくわかります。子ども達の言葉に元気をもらったり、癒されたりするのでこの仕事はやめられません。このエピソードを読んで、ある研修会で講師の先生が話されていたことを思い出しました。


 保育者はいつも子どもから見られている・・・見せたい自分だけでなく、見せたくない自分までも。だから、いつ見られてもいいように自分を意識化しなくてはいけないというお話を聞いて、自分を振り返ったことを思い出します。いつも見られている自分を意識するのは難しいですが、大事な視点だと思います。この微笑ましいエピソードから、子どもの前にいることの重さも感じました。

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