子どもの命

 また信じられない悲しい事件が起きてしまいました。園バスの中に取り残された3歳児の女の子が熱中症で亡くなるという大変痛ましい事件です。なんで!なんで?と日本中の人が思ったでしょう。昨年、中間市で5歳児の男の子が亡くなった事件から1年しか経っていないのに・・・。


 あれから保育園・幼稚園・認定こども園にはなんども国から通知が出されました。安全管理の研修会も何度も行われたのに、どうして今回の事件が起こってしまったのでしょう?


 園バスに取り残すなんて、どう考えても人為的ミスです。一人取り残された子どもがどんなに苦しい思いをしたか考えると心が痛みます。昨年の中間市の事件を、どの園も他人ごとと思わず、自分の園のこととして子どもの安全を守るために考えてきたはずです。それなのに・・・。


 私の妹が、「どうして登園していないのに、担任の先生は不思議に思わなかったの?小学校でも無断欠席したら、必ず確認するでしょ?」と言われて、世間一般の方にはそんな風に思われていることに気づきました。私も必ず確認してきたかと言われると、そうではありませんでした。


 小学校や幼稚園とは違う、保育園(認定こども園)独自の事情やこれまでの経緯があります。保育園は、保育に欠ける子を預かってきたので、おうちの方がお休みの日は家庭で見ることが当然と考えられてきました。土曜日に限らず、おうちの方の休みに合わせてお休みするのは普通のことと思ってきたのです。お休みする時は前もって知らせてもらったり、当日電話で連絡してもらったりすることもありますが、連絡がないこともよくありました。


 登園時間も一人一人違うので、連絡なしで登園していない子のご家庭に電話をすることが習慣化していませんでした(もちろん、しっかり把握している園もたくさんあると思います)。せっかくお仕事がお休みの日に朝から電話を掛けるのも躊躇してしまいます。「今日はお母さん、お仕事がお休みだから連絡を忘れてあるんだよね~。」と担任に話すことも屡々でした。


 昨日の台風の時も、連絡がないお子さんがいました。台風でお兄ちゃんが学校がお休みだから休みなんだろうと思ったのですが、電話を掛けて確認しました。決して安易な方を選んでいるわけではないのですが、いろいろ考えて電話を控えていたこともあったので、これからはしっかり確認しようと思います。


 夏の終わりに取り返しのつかない悲しい事件が起きてしまいました。他人ごとではありません。もう一度、子ども達の安全を守るためにやれることはすべて実行したいと思います。

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