子どもの幸福とは

 文部科学省の調査では、昨年度子どもの自殺が初めて400人を超え、不登校も前年より1万5千人増え、19万6,157人と過去最多だったそうです。悲しいいじめの事件も後を絶ちません。コロナの影響もあると思いますが、根本的な問題がありそうです。


 先日、M先生が、子どもの幸福度世界一のオランダについて、オランダで子育てをされた教育研究家の方のインタビューの情報を教えてくれました。

ユニセフ国連児童基金では、毎年子どもの幸福度調査をしていますが、日本は38か国中20位だそうです。身体的健康では1位であるものの、精神的幸福度は37位です。


 同調査で、一番子どもの幸福度が高い国はオランダで、自分で自分のことを幸福だと感じている子どもが多いそうです。なぜでしょうか?教育研究家の方は、両親がゆとりがある働き方をしていて、家族でゆっくり過ごす時間があることや、学校で一人一人が大切にされていると感じていることが理由のひとつだと話されていました。


 オランダでも、1960年代頃は画一的な教育制度の中で、たくさんの子どもが落ちこぼれ、小学生でも留年するようになり、大問題になって教育制度が改革されたそうです。現在は、最終的な目標を設定し、そこに到達するためにはそれぞれに合った方法で行う・・・各学校が自由に教材を選んだり、学習する内容を決めることができるそうです。子ども自身も自分の学習の状況を把握できるようになり、何が必要なのかがわかり、先生もそれが分かっているので、サポートもしやすいそうです。


 学校は訓練をする場ではなく、楽しい場所であり、そんな場所にするためのルール作りを子ども達自身が行って自分で考えて行動できることも、子どもの幸福度に繋がっているのでしょう。

 これまで、全員が一斉に同じ目標を達成しようとする日本の教育制度を当然のことと受け入れて来ましたが、それに合わない子ども達がたくさんいるのが現実ではないでしょうか?明治時代から、脈々と続いて来た教育制度も改革の時期に来ているのではないでしょうか?


 たくさんの子ども達が出しているSOSに気づかぬふりをして、集団の中の一人として目標を達成するよう強いられています。一人一人の良さを引き出し、全ての子どもが学校は楽しい場所であり、学ぶことは楽しく、面白いと思えるような教育改革が急務です。

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