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子どもの発熱

 新年度が始まって早いもので1か月が過ぎようとしていますが、発熱してお休みする子ども達も出てきました。せっかく慣れたところで残念なのですが、初めての場所で初めての人といっしょに長時間過ごしたので、疲れもたまったのでしょう。

 毎年ですが、職場復帰したばかりのお母さん達に、お子さんの体調不良の連絡をする時は迷います。職場の人に早退を申し出るのは言いにくいでしょう。職場に電話をかけて保育園名を告げると、あからさまに迷惑そうな対応をされることもあります。社会は働くお母さんにまだまだ優しくないですね。

 りんごの花保育園では、38℃以上の発熱の時は電話連絡をして様子を見て、38.5℃以上になった時はお迎えをお願いしています。機嫌や顔色が悪い、嘔吐や下痢の時などは、その時々の状況やお子さんの様子を見て判断しているのですが、熱は数値化できるので、目安を決めています。

 先週、37℃後半の熱を出すお子さんがいて判断に迷いました。現状ではコロナ感染を疑わなくてはいけないので、余計に対応が難しいです。仕事復帰早々にお迎えのお願いをするのはとても申し訳ないのですが、子どもたちの体調も心配なのでその狭間で悩みます。


 園で熱があっても、お家に帰ったら熱がなかったともよく言われます。子どもは、環境の影響を受けやすいので、おうちに帰ったら安心して熱が下がるのかもしれません。園では発熱を確認した後、保育室で安静に過ごし、30分ほど経って再度検温し、それでも熱が高い時は連絡をしています。  子ども達の健康を守ること、保護者の就労を保障することは、どちらも保育園の大事な役割ですが、両立するのは本当に難しいです。


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